このような方にオススメ
- 金庫を破壊して開けることを検討している方
- 金庫の種類によって破壊できるか知りたい方
- 金庫を破壊する際のリスクや費用を知りたい方
金庫は現金や貴重品、大事な書類などを安全に保管するための重要な防犯アイテムです。
しかし、鍵をなくしたり暗証番号を忘れたりすると自力で開けるのはほぼ不可能で、緊急性が高い場合などは、金庫を破壊して中身を取り出そうと考える方もいるでしょう。
この記事では、破壊して開けられる金庫の種類から破壊方法、リスクまで幅広く解説します。
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目次
金庫の破壊は基本的に非推奨、その理由とは?
金庫は簡単に開けられないよう頑丈な素材で作られており、無理に破壊しようとすると予期せぬ事故につながる危険性があります。
また、破壊して開けると、金庫本体だけでなく中身まで損傷してしまうリスクが伴います。
工具などでケガをする恐れもあるため、破壊するのは「最終手段」として考え、安全を第一とするのであれば金庫メーカーに相談するか、鍵業者に依頼しましょう。
「カギお助け本舗」では全国にある優良鍵業者と提携していて、金庫の鍵トラブルにも広く対応しております。
急いで開けたい方は、お気軽に「カギお助け本舗」までお問い合わせください。
破壊して開けられる金庫はこの2種類
金庫には耐久性や防犯性能の違いによって、破壊して開けられるものと破壊には向いていないものがあります。
ここでは、比較的破壊可能な金庫と、破壊困難な金庫の特徴を整理します。
破壊できる | 破壊できない |
手提げ金庫・家庭用耐火金庫 | 防盗金庫・業務用金庫 |
1. 手提げ金庫
破壊できる金庫の一つが手提げ金庫です。
手提げ金庫は軽量で持ち運びできる点が特徴で、耐久性よりも収納性を重視して作られています。
鉄板は薄く、鍵やダイヤルの構造もシンプルなタイプが多いため、ハンマーやバールを使って開けられることがあります。
ただし、中身を傷つけずに破壊できる保証はない点に注意が必要です。
2. 家庭用耐火金庫
家庭用耐火金庫は、火災時に中身を守る目的で作られているため、手提げ金庫よりは高い堅牢性があります。
そのため、手提げ金庫のようにバールだけでこじ開けることは難しく、電動工具を併用して切断する必要があります。
破壊には時間と労力がかかるため、少しでも不安な場合は金庫メーカーに相談するか鍵業者に依頼しましょう。
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【破壊不可】防盗金庫・業務用金庫
金庫には大きく分けて「耐火金庫」と「防盗金庫」の2種類あります。
防盗金庫は厚い鋼板や特殊な構造で作られているのが特徴で、破壊したり、持ち去ったりすることは極めて困難です。
また銀行やオフィスで使われるような業務用金庫も、厚い鋼板や特殊な防御材が使われており、破壊に時間がかかるよう設計されています。
そのため、素人がバールやハンマーで破壊することはほぼ不可能です。
お持ちの金庫が防盗金庫や業務用金庫の場合、破壊を試みても工具が壊れて作業中にケガをするリスクが伴います。
このような金庫を開ける場合は、必ず金庫メーカーか鍵業者に依頼しましょう。
金庫の破壊方法4パターン
破壊できる金庫の種類が分かったところで、どのような破壊方法があるのか具体的に見ていきましょう。
ただし、いずれの方法も危険を伴うため、作業環境や周囲の安全に配慮したうえで破壊するようにしてください。
金庫の破壊方法
- ハンマーで叩いて開ける
- バールでこじ開ける
- グラインダーで破壊して開ける
- 高所から落下させて破壊する
1. ハンマーで叩いて開ける
手提げ金庫は、軽量でコストを抑えるために、鍵や蝶番といった箇所が外部からの衝撃に弱い作りになっています。
ハンマーでこれらの箇所を集中的に叩くことで、内部のロック機構が変形・破損し、開けられる可能性があります。
ただし、力を入れすぎると中身を傷つける恐れがあるほか、金庫の破片や、切断面で手を切ったり、破片が目に入ったりすることも考えられます。
作業時には保護手袋やゴーグルを着用するなど、十分な安全対策を講じましょう。
2. バールでこじ開ける
バールは、その形状から「てこの原理」を利用して物体をこじ開けるのに適しています。
金庫の扉と本体の隙間にバールをさし込み、力を加えることで、扉のロック機構を破壊して開けられることがあります。
ただし、バールを使った方法は手提げ金庫のような簡易的な金庫にしか効果がありません。
耐火金庫などの頑丈な金庫はバール単体では破壊できず、次に紹介するグラインダーを併用します。
なお、バールを使う場合は金庫を固定した状態で力を加え、周囲に人がいない環境で行いましょう。
3. グラインダーで破壊して開ける
グラインダーは金属を削る電動工具で、 耐火金庫の分厚い鉄板も、グラインダーを使えば切断・破壊することが可能です。
金属を切断する際に大量の火花が飛び散るだけでなく、作業音も大きく、周囲に大きな騒音被害をもたらします。
時間と手間をかければ金庫を破壊することは可能ですが、安全面と周囲への影響を十分に考慮してから作業するようにしましょう。
4. 高所から落下させて破壊する
金庫を高い場所から落下させ、衝撃で開ける方法もあります。
手提げ金庫などの簡易的な金庫なら破壊できる可能性がありますが、耐火金庫ではほとんど効果は期待できません。
落下による衝撃で中身が壊れる可能性があるだけでなく、安全面を考えると現実的な方法ではありません。
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金庫を破壊して開けるデメリット
金庫を破壊して開ければ、鍵業者に依頼する手間や費用を節約できます。
一方で、破壊作業には以下のようなリスクが伴います。
破壊作業のリスク
- ケガをするリスクがある
- 時間と工具が必要になる
- 金庫内のものまで壊れる可能性がある
安全に、かつ確実に開けたい場合は破壊ではなく、金庫メーカーに相談するほか、鍵業者に依頼することをおすすめします。
ケガをするリスクがある
金庫を破壊する一番のデメリットはケガのリスクです。
工具が破損したり、破片が飛び散ったりして、大ケガにつながる可能性があります。
金庫を破壊する際は、手袋やゴーグルを用意し、適切な作業スペースを確保したうえで作業しましょう。
時間と工具が必要になる
手提げ金庫ならハンマーでも比較的短時間で破壊できます。
しかし耐火金庫の場合、単純に叩くだけでは破壊できず、バールやグラインダーなどを併用する必要があり、さらには破壊するまでにある程度の時間がかかります。
また、工具の扱いに慣れていない場合、せっかく揃えても破壊できないこともあり得ます。
工具の使用に慣れていない方は、金庫メーカーへ相談するか鍵業者に依頼するのが安全で確実です。
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金庫内のものまで壊れる可能性がある
金庫を破壊する行為は、金庫内部の書類や現金、貴重品を傷つけるリスクが伴います。
グラインダーのような電動工具で切断する場合、高温の火花や鋭い金属の破片が飛び散ります。
これらが金庫内部に入り込むと、紙幣や書類に引火して燃えたり、大事なデータが入ったUSBメモリやSDカードなどの記録メディアが熱や物理的な衝撃で破損したりすることも考えられます
金庫を壊さずに開ける方法
破壊によるリスクを避けるには、まずは壊さずに開ける方法を検討することが重要です。
壊さずに開ける方法を詳しく解説します。
金庫を壊さずに開ける方法
- 自分(正しい方法)で開けてみる
- メーカーに相談する
- 鍵業者に依頼する
自分(正しい方法)で開けてみる
破壊しようとしている金庫がダイヤル式で、暗証番号がわかっているのに開かないときは、単純に回し方を間違えていることも考えられます。
一般的なダイヤル式金庫(4つの番号を使用する場合)で、暗証番号が「11・22・33・44」に設定されている金庫の鍵開け方法は以下です。
ダイヤル式金庫の開け方
- ダイヤルを右に回して「11」の位置に4回合わせる
- ダイヤルを左に回して「22」の位置に3回合わせる
- ダイヤルを右に回して「33」の位置に2回合わせる
- ダイヤルを左に回して「44」の位置に1回合わせる
また、テンキー(プッシュ)式金庫の場合、電池残量がなくなると正しい番号を入力しても鍵が開きません。
鍵が開かないときは電池を新しいものに交換してから、再度番号を入力しましょう。
金庫の種類別の鍵開け方法については、「金庫の鍵開け料金はいくら?費用の相場や鍵業者の選び方を解説」の記事で詳しく解説しています。
あわせてご覧ください。
メーカーに相談する
自力で開けられない場合は、金庫のメーカーに問い合わせるのがおすすめです。
メーカーによっては購入証明書の提示を求められる場合がありますが、破壊のリスクを避けつつ安全に開ける方法を提案してくれるでしょう。
ただ、古いモデルの金庫の場合、メーカーによるサポートを終了していることがあります。
また、即日での解決は見込めないため、緊急性が高い場合は鍵業者に依頼して開けてもらいましょう。
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鍵業者に依頼する
鍵業者に依頼すれば、基本的には即日対応で金庫を開けてもらえることがほとんどです。
また、外国製やメーカー不明の金庫、廃盤品など、どんな金庫でも対応してもらえるのが鍵業者に依頼するメリットと言えます。
専用の工具と高い技術力で、中身を傷つけずに開けてもらえるでしょう。
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鍵業者に金庫の鍵開けを依頼した際の費用相場
金庫を自力で開けるのはリスクが高いため、安全かつ確実に開けるには鍵業者への依頼が有効です。
ここでは、鍵業者に金庫の鍵開けを依頼した際の費用相場を鍵の種類ごとに解説します。
鍵業者に依頼した際の費用相場
- シリンダー式金庫:1万円〜3万円
- ダイヤル式金庫:1万円〜3万円
- テンキー(プッシュ)式金庫:1万円〜5万円
- マグネット(磁気ロック)式金庫:1万円〜5万円
- ICカード式・生体認証式金庫:3万円〜10万円
シリンダー(鍵穴)式金庫:1万円〜3万円
シリンダー式金庫は、手提げ金庫をはじめ家庭用金庫に使われるタイプの鍵です。
鍵をさして回すシンプルな構造のため、鍵業者による開錠も30分〜と短時間で完了します。
費用は比較的安めで、1万円〜3万円が目安です。
ダイヤル式金庫:1万円〜3万円
ダイヤル式は昔から広く使われている金庫で、暗証番号をダイヤルで正しい順番に合わせて開けるのが特徴です。
暗証番号が分からない場合でも、鍵業者は専門の工具と高度な技術で開錠できます。
費用は1万円〜3万円で、金庫によっては作業に少し時間がかかる場合もあります。
テンキー(プッシュ)式金庫:1万円〜5万円
テンキー(プッシュ)式は暗証番号を入力して開錠するタイプの金庫です。
工具での鍵開けで対応できることがほとんどですが、状況によっては破壊を伴う作業になります。
鍵開けの費用は1万円〜5万円が目安です。
マグネット(磁気ロック)式金庫:1万円〜5万円
マグネット式金庫は、磁石の力を利用して解錠するタイプの金庫で、鍵業者による鍵開けの費用は1万円〜5万円が目安です。
マグネットキーの磁力が弱まって開かなくなるケースが多く、その場合は破壊解錠となることも少なくありません。
小型で構造が単純な製品は安価に済むこともありますが、耐火性能が高いモデルでは費用が5万円近くなることも想定しておきましょう。
ICカード式・生体認証式金庫:3万円〜10万円
ICカード式はICチップが入ったカードをかざして開ける金庫で、生体認証式は事前に登録した指紋や顔などの身体情報で開ける金庫です。
ICカード式や生体認証式は、ダイヤル式やシリンダー式に比べて精密な構造をしているため鍵開けの難易度が高く、費用も高くなる傾向にあります。
相場は3万円から10万円程度で、防犯性の高い業務用金庫は費用が高額になります。
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金庫を安全かつ確実に開けるなら、自力での破壊ではなく鍵業者に依頼するのが安心
手提げ金庫や耐火金庫なら自分でどうにか破壊して開けられますが、ケガや中身の損傷、時間と工具の問題など多くのリスクが伴います。
自信がない場合はメーカーへの相談や鍵業者に依頼するのが安全で確実です。
「カギお助け本舗」では、金庫の鍵トラブルのご依頼も承っております。お気軽にお問い合わせください。