金庫の暗証番号を間違えてロックがかかった！原因と自分でできる対処法を解説

テンキー（プッシュ）式金庫の暗証番号を複数回間違えると、ボタンを押しても反応しなくなる、いわゆる「タイムロック機能（イタズラ防止機能）」が作動することがあります。

「暗証番号を間違えた？」「壊れたかも…」と、焦ってボタンを操作すると、金庫を開けられるようになるまでの時間がさらに長引いてしまうこともあるため注意が必要です。

この記事では、テンキー（プッシュ）式金庫の暗証番号を間違えてロックがかかったときの対処法を解説します。

鍵業者に依頼した際の費用の相場や業者選びのポイントも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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金庫の暗証番号を間違えてロックがかかった理由は「タイムロック機能」

テンキー（プッシュ）式金庫の暗証番号を何度か間違えると、「金庫の扉が開かない」「ボタンを押しても反応しない」といったことがあります。

これは故障ではなく、ほとんどのケースで「タイムロック機能（イタズラ防止機能）」が作動していると考えられます。

タイムロック機能とは、暗証番号を一定回数間違えた際に、不正解錠を防ぐために一定時間金庫の操作を停止させる機能のことです。

多くのテンキー（プッシュ）式金庫では、暗証番号を4〜5回連続して間違えるとタイムロック機能が作動するほか、同時に警報音が鳴る金庫もあります。

解除までの時間はメーカーや機種により異なり、3分〜5分の短いものもあれば、1時間以上待たないと再度操作できないものも存在します。

ロック解除までの間にボタンを押すと、タイマーがリセットされて待機時間が延びる機種もあるため、しばらく時間が経ってから再度操作してみましょう。

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一定時間待っても金庫が開かない原因と対処法

しばらく待ってから暗証番号を入力しても金庫が開かないときは、他の原因が関係している可能性が考えられます。

ここでは、よくある原因と対処法を確認しましょう。

そもそも暗証番号が違う

正しいと思って入力している暗証番号が、じつは間違っているかもしれません。

たとえば、キャッシュカードの暗証番号と混同しているほか、家族や職場の同僚が暗証番号を変更しているケースも考えられます。

また、自分で暗証番号を変更したにもかかわらず、変更前の番号を押している可能性もあります。

家族や同僚などに暗証番号を確認しましょう。

電池が切れている

ボタンを押しても反応しないときは、電池が切れているかもしれません。

金庫の外側に電池ボックスがある金庫は、テンキーパネルの周辺にあるカバーを外せば簡単に電池を交換できます。

一方、金庫の内部に電池ボックスがあるケースでは、扉（鍵）を開けないと電池を交換できません。

そのような場合は金庫メーカーか鍵業者に依頼する必要があります。

「カギお助け本舗」では、全国の優良鍵業者と提携しており、金庫の鍵開けに関するお問い合わせも受け付けております。

お気軽にお問い合わせください。

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暗証番号がリセットされている

テンキー（プッシュ）式金庫のなかには、電池切れの状態が長く続いたり電池を抜いたまま放置したりすると、暗証番号が初期設定にリセットされる機種があります。

このような場合、以前使っていた暗証番号は無効になり、金庫を開けるには初期番号（マスターキーコード）の入力が必要です。

取扱説明書を確認し、初期番号を入力してみましょう。

取扱説明書が手元にないときは、金庫メーカーの公式サイトで確認するほか、サポート窓口に問い合わせるのがおすすめです。

金庫内部の物が挟まっている

暗証番号を入力し、「ピッ」や「カチャ」といった音がするのに開かない場合、金庫内部の物が原因かもしれません。

金庫の中に物が入りすぎているとロックバーが引っかかり、扉（鍵）が開かないケースも見受けられます。

このようなときは、扉を軽く押し込みながら暗証番号を入力すると、ロックバーがスムーズに動いて鍵が開くことがあるので試してみましょう。

内部基板が故障している

ここまで紹介した対処法を試しても開かないときは、内部の電子基板やテンキーに不具合が起きているかもしれません。

とくに、夏場など高温環境で保管されている金庫では電池が液漏れを起こしやすく、液が基板に触れることで腐食やショートを引き起こすことがあります。

このようなケースでは自力での復旧が困難なため、早めに金庫メーカーや鍵業者に相談してください。

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どうしても開かない場合の対処法とNG行動

金庫が開かないからといって、無理にこじ開けようとすると故障の原因になります。

ここでは、どうしても開かないときの対処法とNG行動について解説します。

対処法：非常解錠キーを使う

多くのテンキー（プッシュ）式金庫には、暗証番号忘れや電池切れに備えて「非常解錠キー（マスターキー）」が付属しています。

非常解錠キーの鍵穴は、不正な鍵開けを避けるために目立たない場所に設けられていることが多く、なかにはロゴの下に隠されている機種も存在します。

非常解錠キーが手元にあるケースでは、鍵穴を探してこの方法を試してみてください。

NG行動：破壊して開けるのは非推奨

バールやドリルによる金庫の破壊行為は、金庫本体の損傷にとどまらず、収納物である大切な書類や貴重品まで傷つけてしまうリスクを伴います。

また、一部の金庫には、無理にこじ開けようとするとロックがかかる「リロッキング機能」が備えられており、かえって開けにくくなることもあるので注意が必要です。

工具の扱いに慣れていないと思わぬケガにつながることもあるため、破壊して開けるのはあくまで「最終手段」と考えましょう。

どうしても開かないときは安全を最優先に、まずは金庫メーカーや鍵業者に相談するのがおすすめです。

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自力で開かない場合は「メーカー」か「鍵業者」に相談

基本的な対処法をすべて試しても金庫が開かないときは、自力での対応をあきらめ、金庫メーカーか鍵業者に相談しましょう。

ここでは、金庫メーカーと鍵業者それぞれのメリットを解説します。

金庫メーカー：保証期間内なら無料修理も

金庫メーカーの場合、保証期間内であれば無料で修理対応を受けられる可能性があります。

ただし、メーカーへの依頼は受付時間が平日の日中に限られるケースが多いうえ、対応が完了するまでに1週間〜数週間かかることも。

以下は主な金庫メーカーのサポート窓口一覧です。

メーカー名	公式サポートページ	電話番号	受付時間
EIKO（エーコー）	https://eiko-store.com/product_inquiry	0570-099-177（代表）	平日9:00〜17:00
ダイヤセーフ	https://dia-safe.com/contact/	記載なし	記載なし
キングクラウン（日本アイ・エス・ケイ））	http://www.king-ind.co.jp/support/index.html	03-3833-0851	記載なし
クマヒラ（kumahira）	https://www.kumahira.co.jp/contact/	近隣拠点へ連絡（公式案内に準拠）	記載なし
イトーキ（ITOKI）	https://www.itoki.jp/cs/	0120-164177	平日9:00〜17:00
コクヨ	https://www.kokuyo.co.jp/support/	0120-201-594（問い合わせ窓口）	平日9:00〜16:00
Diplomat(ディプロマット)	https://diplomat-jpn.com/inquiry/	03-6424-8588（問い合わせ窓口）	平日9:00〜12:00 / 13:00〜17:00
セントリー(Sentry)	https://masterlocksentry.jp/sentry/order/	03-5447-5311（代表）	記載なし
アイリスオーヤマ(Iris Ohyama)	https://www.irisohyama.co.jp/support/	022-221-3400（代表）	記載なし
オカムラ	https://www.okamura.co.jp/inquiry/office/	0120-81-9060（問い合わせ窓口）	平日9:00～17:00

鍵業者：即日・あらゆる金庫に対応

多くの鍵業者では、住宅などの鍵だけでなく金庫の鍵トラブルにも対応しています。

24時間365日対応している鍵業者も多く、「今すぐ金庫を開けたい」というケースでは鍵業者に依頼するのがおすすめです。

また、生産が終了した古いモデルや海外の金庫など、あらゆる金庫のトラブルに対応している点もメリットといえます。

「カギお助け本舗」では、金庫の鍵トラブル実績も豊富にございます。

エリアによっては最短5分で駆けつけることも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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鍵業者に金庫トラブルを依頼した際の費用目安

鍵業者にテンキー（プッシュ）式金庫の鍵トラブルを依頼するとどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

ここでは作業別の費用の目安を紹介します。

鍵開け：1万1,000円〜

テンキー（プッシュ）式金庫の鍵開け作業は、1万1,000円〜が目安となります。

状況によっては破壊を伴う作業になるケースもあり、難易度や手法によって料金が変動することを念頭に置いておきましょう。

電池交換：8,800円〜

金庫の電池交換作業を鍵業者に依頼したら、費用は8,800円〜が目安です。

電池ボックスが外側にある金庫であれば交換作業のみで完了しますが、内部にあるタイプでは追加で鍵開け作業（1万1,000円〜）が必要になることを覚えておきましょう。

出張費：3,300円〜

鍵業者によっては、作業料金とは別に出張費がかかります。

出張費の相場は3,300円〜で、早朝や夜間、休日に依頼すると時間外料金が追加されることも。

「カギお助け本舗」では出張費無料で対応させていただいています（ただし、お見積もり前のお客様都合でのキャンセルの際はキャンセル料が発生するケースがあります）。

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鍵業者に依頼する流れと注意点

鍵業者のなかには相場よりも高額な費用を請求する悪徳業者が存在するため、トラブルを避けるためにも事前に流れや注意点を把握しておくことが大切です。

ここでは、依頼から作業完了までの流れと、依頼時に気をつけるべきポイントを紹介します。

鍵業者に依頼する流れ

まずは電話や鍵業者のウェブサイトから問い合わせしますが、急ぎの際は電話がおすすめです。

その際、金庫の種類や症状、試した対処法などをできるだけ詳しく伝え、鍵業者が現地に到着したら症状に応じて作業内容と料金について説明があります。

見積もり内容に納得すれば作業を依頼しますが、納得がいかないときは「予算と合わないので検討します」などと伝えて断りましょう。

作業が完了したら、金庫が正しく開閉できるか確認したうえで支払いをして完了です。

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「安い」という理由だけで依頼しない

広告などで「鍵開け980円〜」と、相場よりも明らかに安い費用を謳っている鍵業者には注意しましょう。

こういった広告はいわゆる「おとり広告」であるケースが多く、実際には「特殊作業費」や「特殊工具費」が追加されて高額になるケースも報告されています。

安さだけで判断せず、対応実績などを総合的に確認したうえで選ぶようにしてください。

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作業前に必ず見積書を発行してもらう

トラブルを避けるためにも、必ず作業前に見積書を発行してもらいましょう。

口頭での料金説明だけでは「言った言わない」のトラブルになりかねません。

また、見積もり内容に曖昧な点がないか確認し、内容に納得してから依頼するようにしてください。

「カギお助け本舗」では作業前のお見積りを必須としているため、作業後に追加で費用が発生することは一切ございません。

安心してご依頼ください。

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想定外の料金を請求されたら消費者ホットラインに相談

説明を受けていなかった作業内容を不当に請求されたり、強引に契約を迫られたりするケースも一部で報告されています。

このようなトラブルに遭遇した際は、消費者ホットライン（全国共通：188）に連絡しましょう。

地域の消費生活センターといった専門の相談機関につながり、対処法などを具体的にアドバイスしてくれます。

金庫の暗証番号を忘れないための対策

金庫が開かなくなるトラブルの多くは、暗証番号の記憶違いや管理不足が原因です。

今後、同じトラブルを繰り返さないために、暗証番号を忘れないための対策を紹介します。

パスワード管理アプリを使う

暗証番号忘れを防ぐためには、パスワード管理アプリを活用する方法があります。

アプリ内で情報が暗号化されるため、もしスマホを落としても、パスワードがわからなければ中身を解読することは困難です。

とくに金庫をたまにしか開け閉めしない人は、パスワード管理アプリを使って番号を記録しておきましょう。

番号の覚え方を工夫する

暗証番号を忘れないようにするためには、「覚え方」を工夫するのが有効です。

たとえば、「1129（良い肉）」「8739（花咲く）」といった語呂合わせのほか、ストーリー性を持たせて覚える方法もあります。

たとえば、

1748なら「人並み（ひとなみ）なのに弱い（よわい）」、3991なら「サクラを食いしん坊が食べる」など、数字の並びを具体的な情景や出来事と結びつけることで、記憶に残りやすくなるためおすすめです。

覚えやすい数字を組み合わせる

暗証番号を自分で設定・変更できる金庫の場合、覚えやすい数字を選びましょう。

ただし、自分の誕生日や電話番号は他人にも推測されやすいため、「自分にしかわからない工夫」を加えることが大切です。

たとえば、「好きなアーティストの名前とその誕生日を組み合わせる」「ペットの名前の語呂合わせを数字にする」「過去の車のナンバーの一部を使う」など、自分だけが意味を理解できる組み合わせにすれば、覚えやすさと安全性を両立できます。

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自力で金庫のロックが解除できないときは鍵業者にご依頼を

テンキー（プッシュ）式金庫の暗証番号を連続して間違えると、タイムロック機能（イタズラ防止機能）が作動して開かなくなることがあります。

一定時間待って再度操作をしても金庫が開かない場合は、金庫メーカーか鍵業者に相談するのが安全で確実です。

鍵業者の多くは金庫トラブルにも対応しており、即日での対応も可能なため、「今すぐ金庫を開けたい」といったときも迅速に解決してくれるでしょう。

「カギお助け本舗」では全国の優良鍵業者と提携しており、どんな金庫のトラブルにも迅速にご対応いたします。

作業前のお見積りを必須としているため、料金トラブルもなく安心してご依頼いただけます。

お気軽にお問い合わせください。