このような方にオススメ
- 鍵が回るけど閉まらなくてお困りの方
- どう対処すれば良いか焦っている方
- 鍵が閉まらない原因を知りたい方
- 鍵業者に依頼する場合の費用相場を知りたい方
玄関の鍵をさしてみたものの、回るけど閉まらない状態に陥ることがあります。
「用事があるから早く家を出たいのに…」「約束に遅刻しちゃう!」と焦る気持ちもわかりますが、まずは落ち着いて原因を探り、試せる対処法を確認してみましょう。
知識もなく無理に分解したり過度な力を加えたりするのは絶対にNG。
症状が悪化し、かえって費用がかかってしまう場合も……。自力で解決できないときは、鍵業者への依頼をおすすめします。
本記事では、鍵が閉まらないおもな原因と対処法を紹介します。
鍵が閉まらないときのNG行為や業者に依頼する際の費用相場、注意点なども幅広く解説しているので、最後までご覧ください。
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目次
鍵はなぜ閉まる?仕組みを簡単に解説
鍵にはさまざまな種類がありますが、ここでは一般的に住宅の玄関などに用いられるシリンダー錠の鍵が閉まる仕組みについて紹介します。
シリンダー錠の鍵穴部分(シリンダー)内部には小さなピンがいくつも並んでいます。
正しい鍵を差し込むと、このピンがピタッと並び、シリンダーがスムーズに回るようになります。
鍵が合っていないとピンが揃わず、回すことができません。
鍵を回すと、鍵穴(シリンダー)の内部にある「カム」という部品が動き、それによって「デッドボルト」と呼ばれる金属のパーツが横にスライドします。
このパーツがドア枠にしっかり入り込むことで、鍵が閉まるという仕組みです。
鍵を開け閉めするたびにさまざまなパーツが正しく動くことで、ドアの開け閉めができています。
少しでもズレや不具合があると、鍵がうまく回らなかったり、閉まらなかったりする原因になります。
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鍵が回るけど閉まらない…空回りする原因とは?
鍵が回るけど閉まらないときは、何かしらの不具合が生じています。
ここでは、よくある原因を5つ紹介します。
当てはまるものがないか、確認してみましょう。
鍵が回るけど閉まらない原因
- 違う鍵をさしている
- 鍵が摩耗・変形している
- 鍵穴に汚れが溜まっている
- カム(部品)が故障している
- デッドボルトが故障している
1. 違う鍵をさしている
形が似ている鍵を複数持っていると、うっかり別の鍵で開けようとすることがあります。
まずはいったん落ち着き、正しい鍵をさしているか確認しましょう。
別の鍵でも鍵穴にさし込めるケースがありますが、内部の仕組みが異なるため鍵を回しても閉まりません。
2. 鍵が摩耗・変形している
同じ鍵を長年にわたって使っていると、先端や側面が少しずつすり減ったり曲がったりすることがあります。
そうなると、鍵穴の中でうまくかみ合わず、鍵を回しても空回りしているような状態になることがあります。
3. 鍵穴に汚れが溜まっている
鍵穴の中にホコリや小さなゴミがたまっていると、鍵の動きが悪くなり、空回りしてしまうことがあります。
風に乗って砂やホコリが入り込むことで、気づかないうちに汚れがたまることがあります。
鍵を差し込んだときに空回りする場合は鍵穴内部の汚れが原因かもしれません。
4. カム(部品)が故障している
鍵を回すときに鍵穴(シリンダー)内部で動く「カム」と呼ばれる部品が壊れると、うまく力が伝わらず、空回りしてしまうことがあります。
カムの不具合は鍵穴(シリンダー)の奥で起きているため、外から見ても異常に気づきにくく、無理に分解しようとするとかえって状況を悪くしてしまうこともあります。
5. デッドボルトが故障している
鍵を開け閉めする際に横にスライドするパーツをデッドボルトといいます。
このデッドボルトに不具合があると、鍵を回しても空回りするような状態になることがあります。
デッドボルトが何かに引っかかって動かなくなっていたり、取り付け位置がずれていたりするのが原因として考えられます。
自力で対処するには高度な技術が必要となるため、無理に修理せず、専門の鍵業者に依頼するのが賢明です。
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鍵が空回りするときの対処法
鍵が回るけど閉まらない状況に直面したときに試したい方法を紹介します。
鍵そのものに問題があるケースと鍵穴部分(シリンダー)に問題があるケースでは対処法が異なります。
ここからは、それぞれのケースに合わせた対処法を紹介します。
無理のない範囲で試しながら、安全に対応していきましょう。
鍵が空回りするときの対処法
- 鍵そのものが原因で鍵が閉まらない場合
- 錠(ドア側の鍵)が原因で鍵が閉まらない場合
- 鍵穴に汚れが溜まっている場合
- カムが故障している場合
- デッドボルトが故障している場合
鍵そのものが原因で鍵が閉まらない場合
鍵が空回りするとき、まず疑いたいのは鍵そのものです。
まずは、正しい鍵を使っているか確認しましょう。
焦っていると、別の鍵で閉めようとしているケースもあります。
また、鍵の状態や使い方によって正常に動作しないことがあります。
純正キーやスペアキーなどを使って閉まるか試してみましょう。
錠(ドア側の鍵)が原因で鍵が閉まらない場合
鍵そのものには問題がないのに鍵を回しても閉まらないときは、シリンダー等の錠の内部に不具合があるかもしれません。
鍵と錠は密接に連動しているため、わずかなズレや汚れでも正しく動作しなくなることがあります。
鍵穴に汚れが溜まっている場合
鍵穴の汚れが原因と思われる場合、まずは掃除機を使って軽く汚れを取り除きましょう。
掃除機でも十分にゴミを除去できますが、細かいゴミまで取り除く場合はエアダスターを使って取り除きましょう。

出典:Amazon(エアダスター/ナカバヤシ)
カムが故障している場合
鍵穴(シリンダー)部分のカムの不具合が疑われる場合は、無理に触らず、早めに専門の鍵業者に相談しましょう。
鍵の内部はとても繊細に作られており、知識もなく分解や修理をすると状態が悪化して余計な修理費用が必要になるケースがあります。
デッドボルトが故障している場合
デッドボルトが原因で空回りしているか確認するには、まずはドアの室内側についている「サムターン」を回してみましょう。
サムターンは鍵を開けたり閉めたりするツマミのことで、サムターンを回してもデッドボルトが動かないようであれば、デッドボルト周辺の部品に原因があると考えられます。
デッドボルトの故障が疑われる場合も、自身で対応せずに専門の鍵業者に依頼するのがおすすめです。
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ダメ!鍵が回るけど閉まらないときのNG対処法
鍵が回るけど閉まらないと、「どうにかして直そう」と焦って行動してしまいがちです。
しかし間違った対応をすると、たとえば修理で十分だった場合でも交換が必要になって費用が余計にかかってしまうこともあります。
ここでは、つい取ってしまうNG行動とそのリスクについて紹介します。
錠を無理に分解する
「中を見れば直せそう」と考え、錠を無理に分解するのは絶対にやめましょう。
錠は精密な構造になっているため、専門知識なしで触ると部品を壊したり、元に戻せなくなったりする可能性があります。
自力で分解するのはやめましょう。
爪楊枝や針金をさす
爪楊枝や針金などをさし込むのもNGです。
鍵穴(シリンダー)内部が傷ついたり、異物が奥に詰まったりするリスクがあります。
修理費用がかさんでしまうケースもあるため、自己判断での異物挿入は控えたほうが無難です。
過度な力を加える
鍵が閉まらないと、鍵を入れたままつい力任せにグイッと回してしまいたくなるものです。
しかし、無理な力を加えることで鍵が折れたり、鍵穴(シリンダー)の内部にダメージを与えたりするおそれがあります。
とくに古い鍵は金属疲労で強度が落ちているケースもあるため、無理に力をかけるのは避けてください。
どうしても閉まらない…鍵交換に必要な費用とは
これまで紹介した対処法を試しても鍵が回るだけで閉まらない場合、内部の部品がすでに損傷していたり、全体的に劣化していたりする可能性もあります。
必要に応じて鍵の交換や修理を考えることも大切です。
ここでは、交換や修理にかかるおおよその費用について紹介します。
自力で修理した場合
ホームセンターやネットショップなどでも鍵のパーツは販売されていて、価格は種類によって差がありますが、5,000円から2万円が相場です。
しかし、セキュリティの高い鍵や海外製の鍵の場合はそもそも販売されていないだけでなく、販売されていても数万円から数十万円ほどするケースもあります。
対応する鍵のタイプや取り付け方法を誤ると正しく取り付けできず、無駄な出費につながったり、取り付けできたとしても不具合が続いたりすることもあります。
慎重に判断しましょう。
鍵業者に依頼した場合
専門の鍵業者に依頼した場合、一般的な鍵であれば費用は1万円〜が相場になります。
たとえば鍵穴部分(シリンダー)のカムの不具合を微調整するだけなら修理で対応できるケースもあります。
この場合、部品の交換などは必要ないので費用は1万円〜が相場です。
一方、カムやデッドボルト周辺が破損している場合は交換が必要になり、3万円以上と考えておくと良いでしょう。
鍵の種類や設置場所によっては数十万円ほどかかるケースもありますが、作業の正確さや安心感を重視したい方は鍵業者に依頼するのが賢明です。
鍵業者に依頼するときに注意したいポイント3つ
鍵のトラブルは焦りや不安を感じやすい場面ですが、その状況につけ込んだ悪質な業者も存在します。
冷静に業者の対応を確認し、自分にとって納得できる形で契約を進める意識が、トラブルを防ぐためのポイントです。
安心して依頼するために、以下のポイントを押さえておきましょう。
鍵業者に依頼するときに注意したいポイント
- 「安い」という理由だけで決めない
- 想定よりも高額だったら断る勇気を
- もし契約してもクーリングオフを検討
1. 「安い」という理由だけで決めない
インターネットやチラシなどで「基本料金980円〜」などと安さを強調する広告を見かけることがあります。
しかし、このような表示には注意が必要です。
実際に作業が始まると、想定外の追加費用が次から次へと発生し、合計額が10万円近くまで膨れ上がるケースもあります。
東京都の発表によると、鍵開け作業について「電話で案内された料金よりもはるかに高額な請求を受けた」という相談が相次いでいるとの報告があります。
価格だけで業者を決めるのではなく、事前に総額の見積もりや作業内容を確認することが大切です。
「カギお助け本舗」では、事前のお見積もりを必須としています。
お見積もり後に追加費用が発生することはありませんので、安心してご依頼いただけます。
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参考
2. 想定よりも高額だったら断る勇気を
実際の作業前に金額を提示され、その額が予想より高いと感じた場合でも、その場で断る権利は消費者にあります。
「鍵トラブルを早く解決したい」という思いから、想定より高額でも作業を依頼してしまうケースがあります。
提示された料金に納得できない場合、無理に応じる必要はないと覚えておきましょう。
独立行政法人国民生活センターによると、見積もり内容に納得できないときは契約しないこと、または冷静に断ることが大切だと注意喚起しています。
また、断ることによって悪質な対応を受けた場合には、消費者相談窓口(188)への連絡も検討しましょう。
3. もし契約してもクーリングオフを検討
業者の説明が不十分だった場合や、強引に勧誘されて契約してしまった場合は、あとから契約を取り消せる可能性があります。
「クーリングオフ制度」と呼ばれる仕組みで、条件に該当すれば一定期間内での契約解除が認められています。
消費者庁の資料によれば、「訪問販売や電話勧誘などでの契約は、8日以内であれば無条件で解約が可能」とされています。
しかし、「そちらが訪問を求めたのだからクーリングオフできない」「電話で訪問依頼を受けて契約しているため、法律上クーリングオフできない」などとクーリングオフに応じてくれないケースがあります。
この場合でもクーリングオフが認められるケースがあります。
見積もり書や領収書の内容をよく確認し、不明な点があれば早めに相談機関へ連絡すると安心です。
参考
鍵が回るけど閉まらないときは、原因を見極めて適切に対処を
鍵が回るけど閉まらないと不安を感じる気持ちも分かりますが、まずは心当たりのある原因がないか落ち着いて確認することが大切です。
軽い汚れや鍵の摩耗などが原因であれば、自分で対処できることもありますが、内部の部品が破損している可能性がある場合は、無理に分解するなど自力で解決しようとすると、かえって状態が悪化する恐れがあります。
こうした事態を避けるためにも、異常を感じたタイミングで信頼できる鍵業者に相談しましょう。
なかには鍵トラブルにつけこんで詐欺を働く鍵業者も存在するので、費用やキャンセル料の有無などをしっかりと確認し、冷静な判断で対応することがトラブルを防ぐポイントです。
「カギお助け本舗」では全国にある優良鍵業者と提携しています。
作業前に必ずお見積もりし、作業後に追加費用が発生することはありません。
どんなメーカーの鍵でも修理、交換いたします。安心してご相談ください。