このような方にオススメ
- 家の鍵が内側からくるくる回ってお困りの方
- 鍵が空回りする具体的な原因を知りたい方
- 自分で修理できるのか、鍵業者に頼むべきか迷っている方
「内側から鍵を閉めようとするとくるくる空回る……」
「外側からは閉まるのにどうして?」
内側、つまり室内側から鍵を開け閉めしようとしたらくるくる回るだけだと、どうしたらいいか分からずパニックになってしまいますよね。
もしかすると、鍵の内部で重大なトラブルが起きているかもしれません。
焦って間違った対処をすると、余計に修理費用が発生するなど症状が悪化する恐れがあります。
この記事では、鍵がくるくる回って開け閉めできなくなる原因や対処法、費用相場などを解説します。
ぜひ参考にしてください。
相談無料!鍵トラブルをすぐに解決したい場合は「カギお助け本舗」
目次
鍵がくるくる回って開け閉めできない!内側で起きているトラブルとは?
内側から鍵を開けようとしてもくるくると空回りしているときは、鍵内部の構造に不具合が起きています。
ここからは、鍵を開け閉めできる仕組みとともに、鍵が空回りしているときに内側で起きている症状をわかりやすく解説します。
鍵を開け閉めできる仕組み
鍵にはさまざまな種類があり、種類によって開け閉めできる仕組みは異なります。
ここでは住宅の玄関などに一般的に用いられるシリンダー錠の鍵を開け閉めできる仕組みを紹介します。
シリンダー錠とは、鍵穴に鍵(キー)をさして、それを回して鍵を開けたり閉めたりするタイプの鍵のことです。
鍵穴(シリンダー)の内部に小さなピンが複数並んでいて、正しい鍵をさしこむとこのピンがぴったり並び、キーを回すことができます。
鍵を回すと、鍵穴(シリンダー)の奥にある「カム」という部品が動き、それによって「デッドボルト」と呼ばれる金属のパーツが横にスライドします。
デッドボルトがドア枠にしっかり入り込むことで、鍵が閉まるという仕組みです。
鍵が空回りしているときの内側の状態について
鍵がくるくる回るだけでドアが開かない場合、鍵の内部でパーツ同士の連携がうまくいっていない可能性があります。
鍵の仕組み自体はシンプルですが、じつは細かな部品がぴったり噛み合って動いています。
そのため、どこか1か所でもズレたり緩んだりすると、正しく作動しなくなることがあるのです。
とくに鍵内部のトラブルは外から見ても分かりにくく、気づかないうちに進行していることもあるので注意しなくてはいけません。
悪化すると、内側からも外側からも開けられなくなる「閉じ込め状態」に陥るケースもあります。
無理にこじ開けようとせず、落ち着いて対応しましょう。
鍵が内側から開け閉めできない…くるくる回る原因と対処法
ここからは、鍵がくるくる回る原因としてよくある3つのパターンと、それぞれの対処法を具体的に解説します。
まずは原因を特定し、適切な対応を取りましょう。
鍵がくるくる回る原因と対処法
- サムターン(内鍵)に不具合がある
- 鍵穴(シリンダー)部分が破損・故障している
- デッドボルトが故障している
サムターン(内鍵)に不具合がある
鍵が内側からくるくる回るトラブルのもっとも一般的な原因は、「サムターン(内鍵)」の不具合です。
サムターンとは、ドア内側にある回転式のつまみのことを指します。
サムターンを回してもデッドボルトが動かないようであれば、サムターンに不具合があると考えられます。
対処法としては、まずサムターンをゆっくり回しながら軽く引いてみることで、内部の部品が再び噛み合って正常に戻る場合もあります。
しかし、ネジの緩みやパーツの摩耗が原因の場合はサムターンの交換が必要となるため、鍵業者に依頼するのが確実です。
鍵穴(シリンダー)部分が破損・故障している
鍵を差し込む部分(シリンダー)が故障すると、鍵を回してもロックが作動せず、内側から開け閉めできなくなることがあります。
原因はシリンダー内部の部品の割れや摩耗が多く、とくに鍵の回転をデッドボルトに伝える「カム」の劣化がよく見られます。
カムは、鍵の回転を「デッドボルト」に伝えるなど鍵の開け閉めにおいて重要な役割を持つ部品です。
鍵穴(シリンダー)部分の破損や故障が疑われる場合、自力でできる対処法は鍵穴専用の潤滑剤を少量噴射し、鍵を数回ゆっくり出し入れするくらいしかありません。
潤滑剤を噴射することでまれに改善するケースもありますが、根本的な解決には部品の交換が必要です。
鍵穴の奥で起きるトラブルは見えにくく、自力での修理はリスクが高いため、違和感があったら早めに鍵の専門業者に相談しましょう。
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デッドボルト(周辺)が故障している
デッドボルトは鍵を開け閉めしたときに動くボルトのような部品のことです。
内部が錆びたり変形したりすると、鍵を回してもデッドボルトが動かず、ドアが開かなくなることもあります。
デッドボルト周辺のネジを少し緩めて調整すると改善する場合もありますが、分解が必要なケースも多く、素人には難しい作業です。
早めに鍵業者へ相談して適切に点検・修理してもらいましょう。
「カギお助け本舗」は全国にある優良鍵業者と提携しています。安心してご連絡ください。
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鍵が内側でくるくる回るときはどうする?
鍵が正常に動作しない場合、自力で修理できないか考える方もいるでしょう。
しかし鍵の修理や交換は難易度が高く、知識もなく自力での修理はおすすめできません。
ここからは、「鍵が内側でくるくる空回りする場合はどうしたらいいか」について解説します。
鍵業者に鍵交換を依頼する
ここまで解説したように、鍵は仕組み自体はシンプルながらも、部品が精巧に組み合わさることで機能しています。
知識もなく自力で分解するのはもちろん、誤って触ってしまうと状態をさらに悪化させ、修理費用がかえって高額になることも十分にありえます。
たとえば、本来なら簡単な修理で済んだものが、不用意な操作によって完全に部品が破損し、結果として鍵全体の交換が必要になるケースも考えられます。
鍵業者であれば状況を正確に判断し、適切な方法で修理や交換をしてくれるため安心です。
24時間対応の鍵業者も多く、急なトラブルでも頼りになります。
【重要】賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡
賃貸物件で鍵のトラブルが起きたときは、まず管理会社や大家さんへ連絡を入れるのが基本です。
鍵業者を手配してくれたり、自分自身で手配するよう促されたり、その後の対応について指示があるはずです。
なお、鍵の故障が経年劣化によるものであれば、基本的に修繕義務は貸主(大家)側にあるため、鍵修理や交換の費用を負担してもらえるでしょう。
民法第606条で賃貸借契約における貸主の義務について記載されていて、条文の第1項で、貸主が賃貸物の使用および収益に必要な修繕をする義務を負うことを明確に定めています。
民法第606条第1項
「賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りでない。」引用:e-Gov法令検索
管理会社や大家さんに連絡せず勝手に鍵を交換してしまうと、退去時に原状回復ができていないと判断されて費用を請求される可能性があります。
実際に、「鍵が変わっている」と指摘され、全額自己負担になったケースも存在します。
参考
公益社団法人 全日本不動産協会:賃借人による賃貸人の修繕要求の拒否
国土交通省:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について
深夜や早朝で管理会社や大家さんと連絡がつかないケースもあるでしょう。
緊急性が高くない場合は、カラオケやインターネットカフェ、ホテルなどで時間を潰してから改めて営業時間内に連絡するようにしましょう。
緊急性が高い場合は、管理会社や大家さんの指示を待たずに鍵業者に連絡しましょう。
民法607条では急迫の事情があるときは「修繕が必要である場合において、賃借人自ら修繕をすることができる」と記されています。
第607条の2
賃借物の修繕が必要である場合において、次に掲げるときは、賃借人は、その修繕をすることができる。
一 賃借人が賃貸人に修繕が必要である旨を通知し、又は賃貸人がその旨を知ったにもかかわらず、賃貸人が相当の期間内に必要な修繕をしないとき。
二 急迫の事情があるとき。民法:e-Gov 法令検索
参考
公益社団法人 全日本不動産協会:賃借人による賃貸人の修繕要求の拒否
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鍵業者に依頼したときの費用相場
鍵業者に依頼する場合、「費用はいくらかかるの?」と不安になる方も多いでしょう。
ここからは、鍵交換にかかる一般的な費用相場について紹介します。
鍵の種類や状況によって金額は変動しますが、あらかじめ目安を知っておけば、落ち着いて対応しやすくなります。
鍵交換の費用相場は3万円〜
特殊な工具を必要とせず、鍵穴(シリンダー)部分のみのシンプルな交換作業を想定した場合の費用は、出張費・作業費・部品代を含めておよそ3万円〜が相場です。
鍵穴(シリンダー)だけでなく、シリンダーやキーボックスを含む錠前全体を交換する必要がある場合は4万円〜が相場です。
鍵の種類や状況によって費用は変動するので、作業前に確認しましょう。
特殊な鍵の場合は数万〜数十万円する場合も
鍵の種類や状況などによっても費用は異なり、たとえば海外製の鍵を使用している場合は高額になる傾向があります。
国内に部品の在庫がない場合、取り寄せに時間がかかるうえ、対応できる鍵業者も限られてしまいます。
その結果、部品代+特別作業費で数十万円に及ぶこともあります。
高額な費用になる可能性も念頭に置きつつ、まずは鍵業者に相談してみることを強くおすすめします。
鍵業者に依頼する流れ
鍵トラブルは頻繁に起こるものではないことから不安を感じている人が大半だと思います。
事前に流れを把握しておくことで落ち着いて対応できるでしょう。
ここからは、問い合わせから作業完了までの流れを、4つのステップに分けて解説します。
1. 電話やネットで問い合わせ
鍵業者に依頼する際は、まず電話やWebフォームで問い合わせます。
24時間いつでもネット予約ができる鍵業者も増えており、急なトラブルにも対応しやすくなっています。
問い合わせの際に鍵が内側でくるくる回る状況を可能な限り詳細に伝えましょう。
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2. 作業員に状況を説明
作業員が現場に到着したら、鍵の状態やトラブルが発生した状況を改めて具体的に伝えましょう。
説明ポイント
- いつから開かなくなったか
- 回すとどんな感触があるか
- 内側からは空回りするけど、外からは回るのか
このような情報があると、原因を特定しやすくなり、作業もスムーズに進みます。
些細なことも大事なヒントになるので、思い当たることは遠慮せず伝えましょう。
3. 作業内容と料金の確認
作業に入る前に、作業内容と料金について必ず説明を受けましょう。
鍵の種類や状況によって費用は変動します。
不明な点があれば遠慮せず質問し、後から「聞いていない追加料金」が発生しないよう料金の内訳をしっかり確認してください。
トラブルを防ぐためにも、見積書や契約書を書面で作成してもらうと安心です。
4. 作業・支払い
作業員の説明に同意すると作業が始まり、完了後に料金を支払います。
支払い方法は現金に加え、クレジットカードや電子マネーに対応する鍵業者も増えています。
作業後は、必ず鍵業者と一緒に鍵の開閉を確認し、問題がないかチェックしましょう。
高額請求する鍵業者に注意!気を付けるべきポイント3つ
なかには、作業内容に見合わない高額な請求をする悪質な鍵業者もいます。
ここでは、トラブルを防ぐために気をつけたい3つのポイントを紹介します。
1. インターネットで検索する際も慎重に
インターネットで検索すると、さまざまな鍵業者のサイトが表示されます。
なかには、「基本料金980円〜」などと安さをうたいながら、「特殊作業費」や「特殊工具費」などを上乗せして高額請求するケースも存在します。
鍵業者を探す際は、料金だけでなくこれまでの実績や電話対応の印象などもチェックして、信頼できるかを見極めましょう。
「カギお助け本舗」は個人宅だけでなく、法人企業や公的機関からも多数ご依頼いただいております。安心してご連絡ください。
2. 想定よりも高額だったら契約しない
提示された見積もりが「高すぎる」と感じたら、勇気を持ってその場で断りましょう。
キャンセル料が発生するケースもありますが、キャンセル料を払ってでも断って別の鍵業者に依頼したほうが、結果的に費用を抑えられるかもしれません。
明らかに相場からかけ離れた高額な金額を提示された場合は、“レスキュー商法”と呼ばれる悪質な手口の可能性もあります。
これは、困っている人の心理につけ込み、高額な請求をする手法です。
「一度検討します」と伝え、他社の見積もりと比較してから決めるようにしましょう。
焦らず冷静に対応することが、トラブルを防ぐ最大のポイントです。
3. 「クーリングオフできない」といわれても諦めない
クーリングオフは契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、一定の期間内であれば契約の申し込みを撤回できるほか、契約を解除できる制度のことです。
訪問販売による取引は、契約書面を受け取った日から8日以内なら原則として無条件で契約を解除できます。
しかし、「あなたが訪問を求めたのだからクーリングオフできません」と応じてくれない鍵業者も存在します。
利用者が高額な料金で契約する意思がなかった場合は、通常どおりクーリングオフが認められるケースがあります。
たとえば、公式サイトの安価な料金設定を見て訪問を依頼し、高額な修理代を請求された場合は契約の解除が可能です。
消費生活センター(消費者ホットライン:188)などの相談窓口に連絡してみましょう。早めの相談が問題解決の糸口になります。
参考
独立行政法人国民生活センター:全国の消費生活センター等
内側から鍵がくるくる回る際は慌てずに信頼できる鍵業者を選ぼう
内側から鍵がくるくる回るトラブルには、シリンダーやカム、デッドボルトといった内部パーツの不具合などさまざまな原因が考えられます。
無理に操作するとさらに故障が進む可能性があるため、鍵業者に依頼するのが安全かつ確実な方法です。
鍵業者を選ぶ際は、料金体系や過去の実績などを事前に確認したうえで依頼しましょう。
「カギお助け本舗」では、事前の料金説明を必須としていて、その後に追加費用が発生することは一切ありません。
安心してご依頼ください。