マンションの鍵を紛失した！対処法と費用目安などを徹底解説【賃貸・分譲】

マンションの鍵を紛失して家に入れなくなると、焦って不安になりますよね。

しかし、マンションの場合は自己判断で鍵業者に鍵開けなどを依頼すると契約違反となり、トラブルを引き起こすこともあるため、落ち着いて正しい手順で対処するようにしましょう。

この記事では、賃貸・分譲マンションそれぞれで鍵をなくした際の適切な対処手順、鍵開け・鍵交換の費用相場などを詳しく解説します。

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まず落ち着いて！マンションの鍵を紛失したときの初動対応

マンションの鍵をなくすと不安や焦りで頭が真っ白になることもありますが、まずは落ち着いて、一つひとつ確認していくことが大切です。

ここでは、鍵を紛失したときの4つの初動対応について、順番に解説します。

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身の回りを確認する

マンションの鍵を紛失したら、最初にすべきことは「身の回りの確認」です。

鍵を探す際は、バッグやポケットの中など、普段よく鍵を入れる場所の中身をすべて出して確認するのがおすすめです。

また、車で外出していた場合は、ドアポケットやドリンクホルダーなどにうっかり入れてしまっていることもあるため、隅々まで確認してみましょう。

「ここに鍵をしまうはずがない」と決めつけず、落ち着いて身の回りを確認することが大切です。

立ち寄った場所に連絡する

身の回りや車内を探しても鍵が見つからない場合は、外出中に立ち寄った場所に連絡すると見つかる可能性があります。

その日の行動を振り返り、立ち寄った店舗や駅、カフェなど、心当たりのある場所に連絡して鍵の落とし物がないか聞いてみましょう。

バッグを開けたときやスマホを取り出した際に鍵を落とした可能性があります。

また、買い物の際にレジ付近に置き忘れた、トイレの棚に置いた、イスの上に落としたことも考えられます。

鍵は小さくて軽いため、気づかず落としていることも珍しくありません。

思い当たる場所に早めに連絡してみましょう。

警察に遺失届を提出する

マンションの鍵を紛失したら、必ず警察に遺失届を提出しましょう。

遺失届を提出することで、鍵が落とし物として届けられたら照合してもらえます。

遺失届がないと警察は落とし主へ連絡が取れません。

遺失届は最寄りの交番や警察署で24時間いつでも提出でき、都道府県によっては、警察庁や警視庁のWebサイトからも手続きできます。

ただし、遺失物センターでデータを受け付けるのは原則として翌開庁日です。

土日祝日および年末年始（12月29日～1月3日）は受け付けていないので、急いでいるときは最寄りの交番や警察署に提出しましょう。

交番や警察署であれば、落とした鍵が届いているかどうかその場で確認してもらえます。

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家族・同居人に確認する

家族や同居人に連絡し、鍵を無くしたことを共有することも忘れてはいけません。

住所が特定されていたり、悪用されたり、盗難の場合は家族や同居人の在宅時に侵入されるケースもあります。

また、家族や同居人が鍵を持っていれば鍵業者を呼ぶ必要がなく、費用をかけずに済むでしょう。

それでもマンションの鍵が見つからないときにすべきこと

鍵を探しても見つからず自力で解決できないケースでは、鍵業者に鍵開け・鍵交換を依頼する必要があります。

しかし、マンションの場合は自身の判断で鍵業者に依頼すると契約違反になってトラブルを引き起こすことも。

前述した4つの初動対応でも鍵が見つからない際にすべきことを解説します。

【賃貸】“必ず”管理会社やオーナーに連絡する

賃貸マンションに住んでいる場合、自身の判断で勝手に鍵業者に鍵開けや鍵交換を依頼することは原則として禁止されています。

管理会社やオーナーに事前の許可なく無断で鍵開けや鍵交換をしてしまうと、退去時に元の鍵に戻すための費用を負担することになったり、損害賠償を請求されたりする可能性があります。

鍵が見つからない場合、まずは管理会社やオーナーに連絡して指示を仰ぐようにしましょう。

日中であれば、管理会社やオーナーがスペアキーを持って駆けつけてくれるはずです。

また、状況によっては自身で対応するよう案内されることもあるでしょう。

夜間や休日で連絡が取れないこともあるため、緊急性が低いケースではインターネットカフェやカラオケ、ホテルなどで時間をつぶし、管理会社の営業時間になってから再度連絡してみましょう。

管理会社によっては、24時間対応のサポート窓口を設けていることもあります。

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【分譲】共用部分がオートロックの場合は要注意

分譲マンションで共用部分がオートロックの場合は注意が必要です。

鍵業者が鍵を開けられるのは原則として専有部分である自身の部屋の鍵のみです。

マンションのエントランスなど共用部分の鍵は、管理会社や管理組合の許可がないと開けられないため、鍵業者に依頼する前に連絡して指示を仰ぎましょう。

各住戸の鍵で共用部分のオートロックを開けられる、いわゆる「逆マスターキーシステム」だと、メーカーによる特注品であることが多く、鍵が手元に届くまでに1〜2ヶ月かかることもあります。

鍵の構造や管理規約によって対応が異なるため、早めに管理会社や管理組合に連絡しましょう。

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マンションの鍵開け・鍵交換にかかる費用相場

鍵を紛失して鍵業者に依頼する際、どの程度の費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。

ここでは、鍵開け・鍵交換それぞれの費用相場と注意点を解説します。

なお、本サイト「カギお助け本舗」を運営するBEST株式会社がマンションの鍵トラブル（4,419件）について調査したところ、鍵開けにかかる費用の平均は3万4,370円、鍵修理や鍵交換を伴う費用の平均は4万6,358円でした。

1万円前後で対応できる鍵トラブルが多く見られた一方で、カードキータイプの鍵やダブルロック（二重ロック）の住宅では、費用が高額になるケースが多く発生していました。

鍵開けの費用目安は1万円〜

鍵開けの費用は鍵の種類や状況によって異なります。

一般的な刻みタイプの鍵（刻みキー・ギザキー）であれば、鍵開けの費用はおおよそ1万円からが目安です。

鍵の表面に複数の凹凸があるディンプルキーなら1万5,000円〜、カードキーなら3万円〜が目安になります。

一部地域や加盟店によっては時間外料金がかかることがあるほか、出張費を請求されることもあります。

「カギお助け本舗」では出張費無料で対応させていただいております（ただし、お見積り前のお客様都合でのキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります）。

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鍵交換の費用目安は3万円〜

マンションの鍵を紛失したときは、防犯上の観点からできるだけ早く鍵交換をしましょう。

鍵交換にかかる費用は、鍵の種類や玄関扉の構造によって異なりますが、費用は部品代も含めておおよそ3万円〜が目安になります。

鍵が2か所あるケースや、海外製の鍵、電子錠、カードキーなどの場合は、さらに費用が高額になることがあります。

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オートロックの場合は10万円以上になることも

マンションにオートロックが導入されている場合、鍵の紛失によって大きな費用が発生する可能性があります。

エントランスのオートロックには「暗証番号式」や「カードキー式」「指紋認証式」「集合キー式」などいくつかのタイプに分けられます。

暗証番号式や指紋認証式であれば、自室の鍵を紛失したとしても事前に登録された暗証番号や指紋でエントランスの鍵を開けられるので開錠するのに支障はありません。

一方で、集合キー式など、エントランスのオートロックと自室が連動しているタイプは費用が高額になる可能性もあります。

これは、防犯上の理由からエントランスの鍵そのものを新しいものに交換する必要が生じるためです。

その結果、これまでの各部屋の鍵ではエントランスが開かなくなり、マンションの全住戸（すべての部屋）に新しいエントランス対応の鍵を配り直す必要が出てきます。

この費用は10万円以上になることも珍しくありません。

多くの場合は管理組合やオーナーが費用を負担しますが、鍵を紛失した本人に高額な費用負担が求められることもあります。

なお、エントランスはマンションの共用部分に該当するため、個人で勝手に鍵を交換することは禁止されています。

また、鍵業者が鍵を開けられるのは原則として専有部分である自室のみです。

マンションのエントランスなど共用部分の鍵は、管理組合や管理会社の許可がないと開けられません。

鍵を紛失したら、まずは管理組合や管理会社に連絡して指示を仰ぎましょう。

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火災保険などに鍵トラブル補償があるか確認

加入している火災保険によっては、鍵開けや鍵交換にかかる費用が補償されることがあります。

マンションの鍵を紛失したら、加入している火災保険のカスタマーサポートなどに連絡し、補償の適用範囲や手続きについて確認しましょう。

また、賃貸マンションはJBRの安心入居サポートのような24時間対応の生活サポートサービスに加入しているケースも多く、鍵の紛失による鍵開け、鍵交換サービスが含まれていることがあります。

そのほか、クレジットカードの付帯サービスでも、鍵開けや鍵交換の費用が補償されることがありますので、カード会社に連絡して確認してみるのもいいでしょう。

思いがけないサポートが受けられるかもしれません。

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今後のために｜マンションの鍵紛失を防ぐ3つの対策

鍵の紛失は、誰にでも起こりうるトラブルです。

万が一の事態を繰り返さないためにも、日頃から予防策を取り入れておくことが大切です。

ここでは、鍵の紛失を防ぐ3つの対策を紹介します。

スマートタグで紛失を防止する

鍵の紛失対策として、スマートタグを付けておくのがおすすめです。

スマートタグはスマホなどと連動する小型の通信デバイスで、鍵に付けておけば紛失してもおおまかな場所を特定できます。

音が鳴るタイプのスマートタグであれば、近づいたら音が鳴るのでその音を頼りに探すことが可能です。

GPS機能付きのスマートタグならより正確な位置がわかるので、鍵を紛失したときに見つけやすくなるでしょう。

大きめのキーホルダーや目立つケースを活用する

鍵は小さくて軽いため、知らないうちに落としたりどこかに置き忘れたりすることがあります。

その対策として、サイズの大きいキーホルダーや目立つ色のキーケースを取り付けておくと、外で落としたときにも見つけやすくなります。

また、鈴の付いたアクセサリーをつけておけば、落としたときにその音で気づきやすくなるでしょう。

持ち歩く際のルールを決めておく

鍵の紛失を防ぐためには、鍵を持ち歩く際のルールを決めておくことも重要です。

たとえば、「外出時は必ず特定のポケットの中に入れる」「バッグの内ポケット以外には入れない」など、自分の中でルールを決めておきましょう。

習慣化するだけで、鍵が紛失するリスクを減らせるはずです。

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落ち着いて対処すれば、鍵のトラブルは解決できる

マンションの鍵を紛失したときにもっとも重要なのは落ち着くことです。そのうえで、まずは以下の初動対応を取りましょう。

それでも見つからない場合は、管理会社や管理組合へ連絡したうえで鍵開けや鍵交換をする必要があります。

「カギお助け本舗」は全国にある優良鍵業者と提携しています。

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