このような方にオススメ
- 分譲マンションの鍵を紛失した方
- 鍵交換の費用負担が気になる方
- オートロックの対応方法を知りたい方
分譲マンションの鍵を紛失したら、気になるのは「いくらかかるのか」「誰が費用を負担するのか」という点でしょう。
とくに、エントランスと連動しているオートロック付きの物件では、自室の鍵だけでなく共用部分の開錠も必要になるため、紛失時は注意が必要です。
本記事では、分譲マンションで鍵を紛失した際の費用負担のルールや対処法、費用の相場などを詳しく解説していきます。
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目次
分譲マンションの鍵を紛失したら誰が費用を負担する?
分譲マンションとは個別に販売する形式のマンションのことをいいます。
分譲マンションの鍵を紛失したら誰が費用を負担するのか気になる方もいるのではないでしょうか。
分譲マンションの鍵を紛失した場合の費用負担は、その鍵が専有部分(各住戸)のものか、共用部分(エントランスなど)のものかによって異なります。
それぞれの場合に分けて解説します。
専有部分の鍵紛失は原則「自己負担」
分譲マンションで鍵をなくした場合、誰が費用を負担するかはマンションの管理規約によって決まります。
通常、紛失した鍵が自身の部屋の玄関、つまり専有部分の鍵であれば、多くのケースでは自己負担が原則です。
これは国土交通省の「マンション標準管理規約」第7条2項2号で、「玄関扉は、錠及び内部塗装部分を専有部分とする」と明確に定められているように、専有部分の管理責任は所有者にあるためです。
(専有部分の範囲)
第7条 対象物件のうち区分所有権の対象となる専有部分は、住戸番号を付した住戸とする。
2 前項の専有部分を他から区分する構造物の帰属については、次のとおりとする。
一 天井、床及び壁は、躯体部分を除く部分を専有部分とする。
二 玄関扉は、錠及び内部塗装部分を専有部分とする。
三 窓枠及び窓ガラスは、専有部分に含まれないものとする。
ただし、マンションによっては、管理規約で自室の玄関が「共用部分」と定められているケースもあります。
この場合、勝手に鍵交換をするとトラブルになる恐れがあるため注意が必要です。
管理組合や管理会社でマスターキーを保管していることもあるため、鍵を紛失したら必ず連絡して指示を仰ぎましょう。
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エントランスと連動した鍵紛失は「組合判断」
エントランスのオートロックには「暗証番号式」や「カードキー式」「指紋認証式」「集合キー式」などさまざまなタイプがあります。
おもなオートロックの種類と鍵の開け方
- 暗証番号式:テンキーを入力して鍵を開ける
- 指紋認証式:事前に登録した指紋を読み取って鍵を開ける
- カードキー式:カードを挿入、またはかざして鍵を開ける
- 集合キー式:自室の鍵でエントランスの鍵をあける
暗証番号式や指紋認証式であれば、自室の鍵を紛失したとしても事前に登録された暗証番号や指紋でエントランスの鍵を開けられるので開錠するのに支障はありません。
一方で、集合キー式など、エントランスのオートロックと自室が連動している鍵を紛失した場合は、上記と事情が異なります。
鍵業者が鍵を開けられるのは原則として専有部分である自室のみです。
マンションのエントランスなど共用部分の鍵は、管理組合や管理会社の許可がないと開けられません。
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【費用相場】分譲マンションの鍵を紛失したらいくら?
続いて、分譲マンションの鍵を紛失した場合に必要な費用について解説します。
なお、本サイト「カギお助け本舗」を運営するBEST株式会社がマンションの鍵トラブル(4,419件)について調査したところ、鍵開けにかかる費用の平均は3万4,370円、鍵修理や鍵交換を伴う費用の平均は4万6,358円でした。
1万円前後で対応できる鍵トラブルが多く見られた一方で、カードキータイプの鍵やダブルロック(二重ロック)の住宅では、費用が高額になるケースが多く発生していました。
鍵開けの費用相場:1万円〜
鍵開けの費用は鍵の種類や状況によって異なります。
一般的には1万円前後〜が相場とされていますが、ディンプルキー(鍵の表面に複数の凹凸がある鍵)や電子錠など、防犯性の高い鍵は専用工具や技術が必要になるため3万円以上になることもあります。
鍵交換の費用相場:3万円〜
鍵交換の費用相場は3万円〜が目安です。
鍵穴(シリンダー)を含む錠全体を交換する必要がある場合は、4万円〜を想定しておくと良いでしょう。
スマートキーやカードキー、海外製の鍵の場合は10万円を超えることもあります。
なお、鍵開けで対応できる場合でも、防犯の観点から鍵交換することを強くおすすめします。
鍵と一緒に身分証明書や郵便物などを落とした場合は、住所が特定され、侵入される恐れがあるほか、鍵を落とした瞬間を誰かに見られていた場合も、家バレのリスクがあるためです。
紛失した鍵が見つかったとしても鍵を交換しましょう。
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出張費:+3,000円〜
鍵業者がマンションまで移動するためにかかる費用として、3,000円〜の出張費が発生する場合があります。
「カギお助け本舗」では出張費無料で対応させていただいています(ただし、お見積り前のお客様都合でのキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります)。
また、深夜や早朝の場合は一部地域、鍵業者によって時間外料金が追加されることも。
緊急性が低い場合は、インターネットカフェやカラオケ、ホテルなどで一時的に待機し、鍵業者の営業時間内に連絡しましょう。
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オートロックの場合は高額負担の可能性も
オートロックと自室の鍵が一体型になっている鍵を紛失すると、マンション全体のセキュリティに関わる重大な問題となり、高額な費用が発生する可能性があります。
これは、防犯上の理由からエントランスの鍵そのものを新しいものに交換する必要が生じるためです。
その結果、これまでの各部屋の鍵ではエントランスが開かなくなり、マンションの全住戸(すべての部屋)に新しいエントランス対応の鍵を配り直す必要が出てきます。
この費用は10万円以上になることも珍しくありません。
費用負担や対応方法に関しては、管理規約や管理組合の判断に委ねられるのが一般的です。
鍵を紛失した個人に請求されるケースも稀にありますが、エントランスのような共用部分の鍵交換費用は、個人の過失が原因であっても、多くは管理組合やオーナーが負担します。
火災保険や家財保険に補償があるかチェック
加入している火災保険や家財保険によっては、鍵の紛失に伴う鍵開け、鍵交換の費用を補償する特約が含まれている場合があり、費用を大幅に軽減できることがあります。
また、分譲マンションの管理組合が契約している入居者サポートサービスに、鍵紛失などのトラブル対応が無料で利用できるケースもあります。
たとえば、JBR社の提供するサポートでは、加入しているマンションの入居者に対して24時間365日対応の鍵トラブル支援を実施しており、場合によっては無料で鍵開けが可能なこともあります。
鍵業者に依頼する前に、加入している保険会社やJBRのカスタマーセンターに問い合わせてみるのがおすすめです。
参考
JBR:公式サイト
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分譲マンションの鍵を紛失したときの5ステップ
鍵を紛失したときは、焦らず冷静に行動することが大切です。
鍵のトラブルは自分だけでなく、他の住民にも影響を及ぼす可能性があるため、慎重な対応が求められます。
分譲マンションの鍵紛失時にすべきこと
- 身の回りを確認する
- 立ち寄った場所に連絡する
- 警察に遺失届を提出する
- 家族・同居人に確認する
- 管理組合または管理会社に連絡する
1. 身の回りを確認する
まずは落ち着いて、自分の身の回りを丁寧に確認しましょう。
焦っていると意外と見落としていることも多いので、もう一度しっかり探すことが大切です。
鍵紛失時に探すべき場所
- バッグの中
- 上着・シャツのポケット
- ジーンズのコインポケット
- 靴の中やひもの隙間
- 車の中
2. 立ち寄った場所に連絡する
外出先で鍵を紛失した可能性がある場合は、立ち寄った場所に連絡してみましょう。
店舗や施設のほか、公共交通機関を利用した場合は遺失物センターなどに落とし物として届けられていることもあります。
忘れずに複数の候補に連絡してみてください。
3. 警察に遺失届を提出する
どうしても鍵が見つからない場合は、警察署または交番に必ず遺失届を提出しましょう。
拾得物として届けられたときに連絡がもらえるため、万が一に備えた対応としておすすめです。
地域によってはオンラインでも遺失届を提出できます。
24時間いつでも提出できますが、警察庁遺失物センターでデータを受け付けるのは原則として翌開庁日です。
土日祝日および年末年始(12月29日~1月3日)は受け付けていないので、急いでいるときは最寄りの交番や警察署に提出しましょう。
交番や警察署であれば、落とした鍵が届いているかどうかその場で確認してもらえます。
急ぎの場合は、最寄りの警察署や交番に遺失届を提出しましょう。
参考 警察庁: 落とし物の届出・検索
4. 家族・同居人に確認する
鍵を紛失した際は、忘れずに家族や同居人に連絡して共有しておきましょう。
もし住所が特定されていたり、悪用されたり、盗難の場合は家族や同居人が在宅中に侵入されるリスクがあります。
また、スペアキーを持っていれば、鍵業者を呼ぶ手間も費用も省けます。
5. 管理組合または管理会社に連絡する
エントランスのオートロックと自室が連動している鍵を紛失した場合は、管理組合または管理会社に連絡しましょう。
前述したように、鍵業者が鍵を開けられるのは原則として専有部分である自室のみです。
エントランスなど共用部分の鍵は、管理会社や管理組合の許可がないと開けられないため、鍵業者に依頼する前に連絡して指示を仰ぎましょう。
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悪徳鍵業者・高額請求を避けるためのポイント
鍵トラブルに乗じて、不当に高額な料金を請求してくる鍵業者も少なくありません。
安心して鍵開けや鍵交換を依頼するためには、業者選びが重要です。
以下のポイントを押さえて、トラブルを回避しましょう。
鍵業者に依頼するときのポイント
- 修理代金が安いからと鵜呑みにしない
- 相場よりも高すぎる場合は契約しない
- 会社の住所・電話番号をチェック
開錠代金が安いからと鵜呑みにしない
「作業費980円〜」などの極端に安い価格を表示する広告にひかれがちですが、客引きのためにできもしない価格を表示しているにすぎません。
基本料金を安く見せかけ、出張費や部品代といった他の名目で高額な費用を上乗せする可能性があります。
また、「特殊な鍵だから」「部品交換が必要だ」などといって不必要な作業を行い、料金をつり上げるケースも報告されています。
作業前に総額の見積もりをもらい、それに同意したうえで作業してもらうのが鉄則です。
「カギお助け本舗」では、作業前のお見積りを必須としていて、作業後に追加で費用が発生することはありません。
安心してご依頼ください。
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相場よりも高すぎる場合は契約しない
鍵トラブルにつけこんで、相場とはかけ離れた高額な料金を請求する悪徳鍵業者も存在します。
明らかに相場を超える費用を提示された場合は、契約を急がず一度冷静に検討しましょう。
納得できない場合は、その場できっぱりと断って別の鍵業者に依頼することをおすすめします。
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会社の住所・電話番号をチェック
鍵業者に依頼する際は、必ず会社の住所や電話番号を確認してください。
住所や電話番号が公開されており、それが実在するものであるかを確認することで、その鍵業者が実体を伴った会社として運営されているかを判断する重要な手がかりとなるでしょう。
実体がない、あるいはマンションの一室などの事業実態のない架空の住所を使っている鍵業者は、トラブルが発生した際に連絡が取れなくなる恐れがあります。
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分譲マンションの鍵紛失時も慌てずに対応を
分譲マンションの鍵を紛失したら、まずは落ち着いて身の回りや立ち寄り先を確認し、それでも見つからない場合は警察へ連絡しましょう。
鍵交換や鍵開けを鍵業者に依頼する場合は、料金の相場をしっかり確認してから連絡しましょう。
エントランスのオートロックなど共用部分に関わる鍵トラブルの場合は、早急に管理組合に相談し、適切な指示を仰ぐことが重要です。
不安な状況だからこそ、慌てず丁寧な対応を心がけてください。
「カギお助け本舗」は全国にある優良鍵業者と提携しております。
24時間365日いつでも対応しておりますので、分譲マンションの鍵紛失トラブルでお困りでしたら、お気軽にご連絡ください。