このような方にオススメ
- オートロック付き分譲マンションの鍵を紛失した方
- 鍵紛失時の対処法を知りたい方
- 鍵を紛失した際にかかる費用を知りたい方
オートロック付き分譲マンションの鍵を紛失してしまうと、「どうすればいいんだろう?」「管理会社に連絡?」「鍵業者に頼む?」といった疑問や不安が次々に頭をよぎりますよね。
仮に鍵業者を呼んでも、鍵業者が鍵を開けられるのは原則として占有部分である自室のみで、エントランスなど共用部分の鍵は開けられません。
まずは、管理組合や管理会社に連絡して指示を仰ぎましょう。
自身の判断で勝手に鍵業者に依頼すると、管理規約違反でトラブルに発展することもあります。
この記事では、オートロック付き分譲マンションの鍵を紛失したときの適切な対処法や鍵業者に依頼したときの費用の目安などを解説します。
費用負担についても詳しく紹介していますので、最後までご覧ください。
相談無料!鍵トラブルをすぐに解決したい場合は「カギお助け本舗」
目次
まずは確認!分譲マンションに用いられるオートロックの種類とは?
分譲マンションに用いられるオートロックには、いくつかの種類があります。
鍵の種類によって紛失時の対応方法が異なるため、まずは紛失した鍵がどのタイプかを確認しましょう。
分譲マンションに用いられるオートロックの種類
- 玄関の鍵でエントランスも開錠する「集合キー式」
- さし込む・タッチでロックを解除する「カード式」
- タッチや近づくだけで開けられる「非接触キー式」
- 鍵を持たずに開けられる「暗証番号式」「指紋認証式」
玄関の鍵でエントランスも開錠する「集合キー式」
自室の鍵とエントランスのオートロックを、同じ1本の鍵で開けられるのが「集合キー式」です。
「逆マスターキーシステム」とも呼ばれ、オートロックの種類の中で一般的と言われています。
複数の鍵を持ち歩く手間を省ける反面、紛失するとエントランスに入れなくなるだけでなく、建物全体の防犯にも影響するため、交換費用が高額になる可能性があります。
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さし込む・タッチでロックを解除する「カード式」
「カード式」には大きく2種類あり、1つは専用カードをエントランスの装置にさし込んで鍵を開けるタイプ、もう1つは交通系ICカードのようにタッチして鍵を開けるタイプです。
鍵穴がないためピッキングや不当な複製が難しく、高い防犯性を誇るのが特徴です。
一方、カード自体を紛失すると再発行に手数料がかかることがあります。
タッチや近づくだけで開けられる「非接触キー式」
「非接触キー式」の場合、ICチップ内蔵の鍵やカードをセンサーに近づけるだけで鍵を開けられます。
そのほか、リーダーの前を通過するだけで自動的に鍵が開くタイプや、スマホのアプリと連携したタイプなどもあります。
紛失した鍵の情報をシステムから削除(無効化)できるため、第三者に悪用目的で盗難されたとしても、その鍵で不正にマンションに侵入される心配はほとんどありません。
再発行には手数料がかかることもあります。
鍵を持たずに開けられる「暗証番号式」「指紋認証式」
「暗証番号式」は決まった数字をテンキーで入力し、「指紋認証式」は指紋をセンサーにかざすだけで解錠できます。
鍵そのものを持ち歩く必要がないため、物理的な紛失リスクはありません。
万が一自室の鍵をなくしても、エントランスは通過できます。
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オートロック付き分譲マンションの鍵紛失時の注意点
オートロック付きの分譲マンションでは、鍵を失くした際に気をつけるべきポイントがいくつかあります。
オートロックの種類や管理規約によっては、対応が複雑になることもあるため、費用負担や連絡先をあらかじめ把握しておくのが賢明です。
高額負担になる可能性も「ゼロではない」
「暗証番号式」や「指紋認証式」のオートロックなら、事前に登録された暗証番号や指紋で鍵を開けられます。
そのため、たとえ自室の鍵を紛失したとしても、エントランスは問題なく通過できます。
しかし、「集合キー式」のように、自室がエントランスのオートロックと連動しているタイプの鍵を紛失すると、防犯上の理由からエントランスの鍵そのものを交換する必要が出てくる可能性があります。
その場合、既存の各部屋の鍵ではエントランスが開かなくなるため、マンションの全住戸にエントランスに対応した新しい鍵を配り直す必要があるのです。
これにかかる費用は10万円を超えることも珍しくありません。
誰が費用を負担するかはマンションの管理規約によって決まり、多くの場合、管理組合が負担します。
ただし、鍵を紛失した本人に高額な負担を求められるケースもゼロではありません。
また、鍵業者が鍵を開けられるのは原則として専有部分である自室のみで、マンションのエントランスなど共用部分の鍵は、管理組合や管理会社の許可がないと開けられません。
万が一鍵を紛失したら、必ず管理組合や管理会社に連絡し、指示を仰ぎましょう。
自身の部屋の鍵は「原則自己負担」
通常、紛失した鍵が自身の部屋の玄関、つまり専有部分の鍵であれば、多くのケースは自己負担が原則です。
これは、国土交通省の「マンション標準管理規約」に以下の通り明記されているためです。
(専有部分の範囲)
第7条 対象物件のうち区分所有権の対象となる専有部分は、住戸番号を付した住戸とする。
2 前項の専有部分を他から区分する構造物の帰属については、次のとおりとする。
一 天井、床及び壁は、躯体部分を除く部分を専有部分とする。
二 玄関扉は、錠及び内部塗装部分を専有部分とする。
三 窓枠及び窓ガラスは、専有部分に含まれないものとする。
ただし、マンションによっては、管理規約で自室の玄関が「共用部分」と定められているケースもあります。
このような場合は、勝手に鍵交換を行うとトラブルになる恐れがあるため注意が必要です。
管理会社や管理組合が開錠してくれるケースも
マンションによっては、管理会社や管理組合が緊急時の対応、設備点検・修繕などを目的に鍵のスペアを預かっていることがあります。
鍵を預けていないときは、管理会社が提携している鍵業者を紹介してくれることも。
分譲マンションの鍵を紛失したら必ず管理組合や管理会社に連絡し、指示を仰ぎましょう。
エントランスの鍵のみ紛失した場合も「管理会社」に相談
ここまで、エントランスの鍵と自室の鍵が連動している鍵を紛失したケースについて解説してきました。
なかには、エントランスの鍵と自室の鍵が別になっているタイプで、エントランスの鍵のみを紛失するケースもあります。
このような場合も、まずは管理会社に状況を伝えて適切な対応を確認しましょう。
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オートロック付き分譲マンションの鍵を紛失したときの5ステップ
鍵を紛失してしまったときは、落ち着いて状況を整理することが大切です。
ここでは、分譲マンションに住んでいる方が鍵を紛失したときに取るべき基本的な対応を5つのステップでご紹介します。
鍵を紛失したときの5ステップ
- まずは落ち着いて!身の回りを確認
- 立ち寄った場所に連絡する
- 管理会社や管理組合に連絡する
- 警察に「遺失届」を提出する
- 家族や同居人に報告する
1. まずは落ち着いて!身の回りを確認
鍵を探しても見当たらないときは、まず深呼吸して落ち着きましょう。
焦って探すと、見過ごしてしまうことがあります。
バッグや上着のポケット、財布、ポーチなど、普段鍵を入れている場所を改めて確認してください。
特にカードタイプの鍵は薄いため、クレジットカードなど他のカードの間に埋もれていたり、書類の隙間に挟まっていたりすることがあります。
落ち着いて探すことで、意外な場所から見つかることもあるでしょう。
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2. 立ち寄った場所に連絡する
身の回りを探しても見つからない場合は、外出先で落とした可能性も考えられます。
その日に立ち寄った場所を思い出し、心当たりのあるお店や施設に連絡し、鍵の落とし物が届いていないか確認しましょう。
3. 管理会社や管理組合に連絡する
鍵が見つからないときは、早めにマンションの管理会社や管理組合に連絡してください。
繰り返しになりますが、鍵業者が鍵を開けられるのは自室の鍵のみです。
エントランスのオートロックの鍵を開けるには管理会社や管理組合の許可が必要です。
まずは事情を伝え、管理会社や管理組合の指示を受けてから対応しましょう。
4. 警察に「遺失届」を提出する
鍵を紛失したら、速やかに警察に「遺失届」を提出しておきましょう。
第三者が鍵を拾って届けた際、届け出を出していないと警察から連絡を受けることができません。
遺失届は最寄りの交番や警察署で提出できます。
地域によってはインターネットでも提出できますが、遺失物センターでデータを受け付けるのは翌開庁日です。
土日祝日および年末年始(12月29日〜1月3日)は受け付けていないので、急いでいるときは最寄りの交番や警察署で提出しましょう。
交番や警察署であれば、落とした鍵が届いているかどうかその場で確認してもらえます。
なお、鍵と一緒に身分証明書や郵便物などを落としたら、住所が特定されて侵入される恐れがあります。
もし警察から連絡があって鍵が見つかっても、防犯の観点から鍵交換することを強くおすすめします。
参考
警察庁:落とし物の届出・検索
5. 家族や同居人に報告する
鍵を紛失したら、忘れずに家族や同居人に状況を共有しましょう。
鍵を持っている人がいれば、鍵業者に依頼する手間も費用も省けます。
また、住所が特定されている場合、家族や同居人が在宅中に侵入されるリスクがあります。
このような事態を防ぐためにも、早期の情報共有が極めて重要です。
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鍵業者に依頼するときの費用相場
探しても鍵が見つからないときは、鍵業者に依頼し、鍵開けや鍵交換を行う必要があります。
その際、費用がどれくらいかかるか気になる方も多いでしょう。
本サイト「カギお助け本舗」を運営するBEST株式会社がマンションの鍵トラブル(4,419件)について調査したところ、マンションの鍵開けにかかる平均費用は3万4,370円、修理や交換を含むケースの平均費用は4万6,358円でした。
1万円台で解決できた鍵トラブルも多々ありましたが、カードキーやダブルロック(二重ロック)の住宅では、費用が高額になるケースが多いです。
ここでは、鍵開けと鍵交換の費用相場をそれぞれ見ていきましょう。
鍵開けの費用相場:1万円〜
鍵開けにかかる費用は、鍵の種類や状況によって変わります。
一般的には1万円からが相場ですが、ディンプルキー(表面に複数の凹凸がある鍵)や電子錠のような防犯性の高い鍵は、特殊な工具や技術が必要になるため、3万円を超えるケースもあります。

ディンプルキー
鍵交換の費用相場:3万円〜
鍵交換の費用は、およそ3万円からが目安となります。
鍵穴(シリンダー)だけでなく、ドアに組み込まれている錠前全体を交換するときは、4万円以上を見込んでおくのが良いでしょう。

錠前
さらに、スマートキーやカードキー、あるいは海外製の特殊な鍵は高額になることもあります。
詳しい費用目安については「マンションの鍵を紛失した!対処法と費用目安などを徹底解説【賃貸・分譲】」の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
出張費:+3,000円〜
作業料金とは別に、鍵業者によっては出張費がかかることもあります。
一般的には3,000円程度からが目安で、深夜・早朝・休日対応の場合は割増料金が設定されていることも。
「カギお助け本舗」では出張費無料で対応させていただいています(ただし、お見積もり前のお客様都合でのキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります)。
火災保険で費用がカバーされる場合も
鍵の紛失や盗難によってかかる鍵開け・鍵交換費用は、火災保険や家財保険で補償されることがあります。
加入している保険契約のプランや特約によっては、「鍵の紛失」「鍵の盗難」「鍵の破損」といった項目が含まれており、鍵業者への依頼費用を一定額まで保険で賄えるかもしれません。
また、分譲マンションの管理組合が契約している入居者サポートサービスに、鍵紛失などのトラブル対応が無料で利用できるケースもあるでしょう。
たとえば、JBR社の提供するサポートでは、加入しているマンションの入居者に対して24時間365日対応の鍵トラブル支援を実施しており、場合によっては無料で鍵開けが可能なこともあります。
鍵業者に依頼する前に、加入している保険会社やJBRのカスタマーセンターに問い合わせてみるのがおすすめです。
参考
JBR:公式サイト
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鍵紛失を防ぐ!今すぐできる対策3つ
鍵を紛失してしまうと、対応に時間もお金もかかってしまいます。
鍵をなくさないためには、日頃からちょっとした工夫を取り入れておくことが大切です。
ここでは、誰でも簡単にできる鍵の紛失防止策を3つご紹介します。
スマートタグで鍵の位置を管理する
スマートタグとは、Bluetoothでスマートフォンなどから位置を特定できるアイテムです。
鍵にスマートタグをつけておけば、紛失してもスマートフォンなどである程度の位置情報を確認できます。
GPS機能を搭載したスマートタグならより正確な位置がわかるので、鍵を紛失したときに見つけやすくなるでしょう。
目立つキーホルダーや鈴をつける
鍵は小さくて見失いやすいため、気づかないうちに置き忘れたり落としたりすることがあります。
紛失対策として大きくて目立つキーホルダーや、音が鳴る鈴などをつけておくのも有効です。
視覚的・聴覚的に鍵の存在を認識しやすくなり、万が一置き忘れたり落としたときにも早く気づくことができるでしょう。
鍵を持ち歩く際のルールを決める
「外出時は必ずこのポケットに入れる」「バッグのこの場所以外には入れない」といった、鍵の持ち歩き方のルールを決めておくのも効果的です。
毎回同じ場所に収納することで習慣化され、うっかり置き忘れたり落としたりするリスクを減らせます。
相談無料!鍵トラブルをすぐに解決したい場合は「カギお助け本舗」
オートロック付き分譲マンションの鍵を紛失したときは落ち着いて対処
オートロック付き分譲マンションで鍵を紛失すると、「どう対処したら良いの?」「鍵業者に依頼したら費用はどれくらいかかる?」などと不安になる方も多いでしょう。
慌てて鍵業者を呼んでも、エントランスなど共用部分の鍵は、管理会社や管理組合の許可がないと開けられません。
まずは、管理会社や警察に相談し、適切な指示を仰ぐことが重要です。
「カギお助け本舗」は全国にある優良鍵業者と提携しております。
作業前のお見積もりを必須としているため、作業後に追加で費用が発生することはありません。安心してご連絡ください。