このような方にオススメ
- 鍵が折れてしまい困っている方
- 自力で解決できる対処法を知りたい方
- 修理料金がいくらかかるのか知りたい方
「鍵穴で鍵が折れてしまった…」
「鍵業者に依頼したら料金はいくら?」
鍵穴の中で鍵が折れてしまう、いわゆる「中折れ」の状態になると、修理料金がどれくらいかかるか気になりますよね。
ただ、無理に自分で取り出そうとして状況が悪化すると、かえって修理料金が高額になる可能性もあるため注意が必要です。
本記事では、鍵が折れたときの料金相場をケース別に解説。修理料金が高くなってしまうNG行為や賃貸物件の対応方法についてもご紹介します。
相談無料!鍵トラブルをすぐに解決したい場合は「カギお助け本舗」
目次
鍵が折れたときの料金相場は?【ケース別】
鍵が鍵穴の中で折れてしまった場合、鍵穴の状態によって作業内容や料金は異なります。
ここでは、鍵が折れた際の料金相場を4つのケースに分けて解説します。
鍵が折れた際の料金相場
- 鍵抜きのみ:1万円~
- シリンダー洗浄・潤滑処理:1万円~
- 鍵抜き+鍵開け:1.5万円〜
- 鍵交換:3万円~
なお、本サイト「カギお助け本舗」を運営するBEST株式会社が2万3,219件の鍵トラブルについて調査したところ、鍵の中折れにかかった費用の平均は3万9,301円でした。
鍵が折れた場合、鍵抜きのみで解決できることもありますが、多くは鍵交換が必要となり、費用は3万円以上に。
ダブルロックのケースではさらに高額になる傾向があり、結果として平均3万9,301円となりました。
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鍵抜きのみ:1万円~
折れた鍵の破片が鍵穴に残っている状態で、それを取り出すだけであれば1万円からが目安です。
なお、鍵抜きだけで対応できるケースは、以下のようなパターンに限られます。
鍵抜きだけで対応できるケース
- 鍵が開いている+家の中にスペアキーや合鍵がある
- 鍵が閉まっている+家族や同居人が鍵を持っている
これ以外のケースに当てはまると鍵抜きだけの対応は難しく、鍵開けや鍵穴の交換といった追加作業が必要となるでしょう。
シリンダー洗浄・潤滑処理:1万円~
折れた鍵を取り出せたとしても、鍵穴(シリンダー)の内部に鍵の破片が残っている場合は、鍵穴(シリンダー)の洗浄や潤滑処理が必要です。
料金の相場は1万円〜2万円が目安になります。
鍵抜き+鍵開け:1.5万円〜
鍵が閉まった状態で折れてしまったら、たとえスペアキーや合鍵が室内にあっても、鍵抜きだけでなく鍵開けが必要になります。
この場合の料金相場は1.5万円からです。
鍵交換:3万円~
折れた鍵が鍵穴の内部で詰まって取り出せないほか、鍵穴そのものが破損しているケースでは、鍵穴(シリンダー)の交換が必要です。
また、スペアキーや合鍵を持っていない場合も、鍵穴(シリンダー)を交換する必要があります。
一般的な住宅用の鍵交換の料金は3万円からが目安です。
ただし、鍵の表面に複数のくぼみがあるディンプルキーや海外製の鍵は、高額になる可能性があるため注意が必要です。
【重要】火災保険で費用を軽減できるかも?
加入している火災保険や家財保険のプランや特約によっては、鍵の修理料金が補償の対象になるケースがあります。
海外製の鍵で修理が困難な場合は対象外になるなど、補償される内容はプランや特約によって異なります。
また、賃貸物件に住んでいる場合は、不動産会社や管理会社経由でJBRの安心入居サポートのような24時間対応の生活サポートサービスに加入しているケースも多く、鍵の紛失や破損による鍵開け・鍵交換サービスが補償に含まれていることがあります。
鍵の専門業者に依頼する前に保険会社などのカスタマーセンターに問い合わせてみましょう。
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修理料金が高くなってしまうかも?絶対に避けたいNG行為
鍵が折れてしまったときに「まずは自分で何とかしてみよう」と考える方も少なくありません。
しかし、誤った方法で対処してしまうとかえって鍵が取り出せなくなったり、鍵穴(シリンダー)の内部を傷つけたりして、修理料金が高額になる恐れがあります。
修理料金を抑えるためにも、NG行為を把握しておきましょう。
修理料金が高くなるかもしれないNG行為
- 接着剤でくっつけて取り出す
- 針金などを使って取り出す
- 鍵穴用ではない潤滑剤を使って取り出す
接着剤でくっつけて取り出す
鍵が中折れしたとき、「折れた鍵の断面に瞬間接着剤をつけて、引っ張り出せば取れるのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし接着剤が鍵穴に流れ込んでピンやスプリングなど鍵の動作に関わる部分に付着すると、鍵としての機能を果たさなくなる恐れがあります。
鍵穴内部の部品が固着してしまうと、鍵抜きだけで済んだのが、鍵穴の分解修理やシリンダーの交換が必要となり、費用が余計にかかってしまう事態になりかねません。
鍵抜きの作業は1万円程度ですが、鍵穴の交換が必要になると、追加で3万円以上の料金が上乗せされることもあります。
接着剤で一時的に修復できたとしても、新たなトラブルが発生することもあるため、接着剤を使用するのは絶対にやめましょう。
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針金などを使って取り出す
針金やクリップなどを使って、鍵穴の中に残った鍵を取り出そうとする人がいます。
しかし、こちらも非常にリスクの高い行為なのでおすすめできません。
針金を鍵穴に無理やり入れてしまうと、鍵穴内部の繊細な部品を傷つけるだけでなく、最悪の場合は鍵穴の中で針金が折れてしまうことも考えられます。
その結果、鍵穴の交換が必要になり、かえって修理料金がかかってしまいます。
鍵穴用ではない潤滑剤を使って取り出す
折れた鍵の先端が少しでも出ている場合は、先の細いピンセットやラジオペンチなどを使うと引き抜けることがあります。
うまく引き抜けない場合は、鍵穴に専用の潤滑剤を噴射することで滑りがよくなり取り出しやすくなります。
ただし、鍵穴用以外の潤滑剤は油分を多く含み、動作不良を引き起こす可能性があります。
潤滑剤を使用する場合は、「鍵穴用」「鍵穴専用」と明記された製品を選びましょう。
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賃貸の場合は誰が費用を負担する?
賃貸物件に住んでいる場合、原因や状況に応じて修理費用の負担者が異なります。
そのため、焦って自己判断で鍵業者を呼ぶ前に、正しい手順で行動することが大切です。
賃貸物件で鍵が折れた際の対応の流れと、入居者が費用を負担するケースについて解説します。
まずは管理会社に報告・相談を
鍵が折れたときは、自己判断で鍵業者に依頼せず、まずは管理会社や大家さんに連絡しましょう。
担当者が現地まで駆けつけてくれるほか、提携している鍵業者を手配してくれることがあります。
ただし、担当者の不在や大家さんの自宅が遠方にあるケースなどでは、自分で対応するよう案内されることもあるでしょう。
夜間や早朝などで管理会社と連絡がつかないときは、状況に応じた対応が必要です。
緊急性が低い場合はカラオケやインターネットカフェ、ホテルなどで時間を潰し、管理会社の営業時間になってから改めて連絡しましょう。
緊急性が高い場合は鍵業者に直接依頼するのも一案ですが、自己判断で鍵業者へ依頼してしまうと退去時に原状回復費用を請求されたり、場合によっては損害賠償を求められたりする恐れがあります。
賃貸物件では入居者からの問い合わせに24時間対応している管理会社もあるため、時間帯にかかわらず、まずは管理会社に連絡しましょう。
入居者の不注意や過失による場合は自己負担
入居者の使い方が原因で鍵が折れてしまったら、修理費用を自己負担するのが基本です。
「力を入れて鍵を回した」「変形している鍵を使い続けた」といったケースで鍵が折れた場合は、入居者の過失と判断される可能性が高く、修理に要する費用も自己負担になる恐れがあります。
ただし、すべてのケースで入居者が責任を負うとは限りません。
賃貸物件の場合、鍵と錠前も部屋の設備とみなされ、貸主の所有物となります。
経年劣化や通常の使用で鍵が折れたら、原則として貸主が費用を負担することが、法律によって定められています。
民法第606条第1項
「賃貸人は、賃貸物の使用及び必要な修繕をする義務を負う。ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りではない。」
民法:e-Gov 法令検索
そのため、次のケースに当てはまる場合は、修理料金を負担してもらえる可能性が高いです。
修理料金を負担してもらえるケース
- 鍵が古く、経年劣化によって折れた
- 不具合について報告していたのに対応されなかった
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鍵業者に依頼する流れと注意点
鍵が鍵穴の中で折れてしまい、自力で解決できない場合は鍵業者に依頼するのが安全で確実です。
ただし、緊急性につけこんで相場よりも高額な料金を請求する、いわゆるレスキュー商法には注意が必要です。
鍵業者に依頼する流れと、注意するべきポイントを解説します。
鍵業者に依頼する流れ
まずは、インターネットなどで鍵業者を検索、問い合わせし、鍵の種類や状況を可能な限り正しく伝えるようにしましょう。
作業員が現場に到着したら、作業内容と料金の説明を受けます。
後々のトラブルを避けるためにも、見積書を必ず作業前に発行してもらいましょう。
すべての作業が完了して料金を支払う際は、見積書と請求額が一致しているか確認してください。
「カギお助け本舗」では、日本全国の優良鍵業者と提携しています。
作業前のお見積りを必須としているため、作業後に追加料金が発生することは一切ありません。安心してご連絡ください。
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相場より安すぎる料金には要注意!
極端に安すぎる料金を広告などで表示している鍵業者には注意が必要です。
消費者庁では、鍵業者のWebサイトに表示された「鍵修理費用は数千円程度」という料金に魅力を感じて依頼したところ、一般的によくある鍵にもかかわらず、「特殊な鍵なので」という理由で高額な料金を請求された事例が紹介されています。
「鍵の修理980円〜」などの表示価格は実際にはあり得ない料金であることが多く、「特殊作業費」や「特殊工具費」などを上乗せして高額請求するケースも存在します。
少しでも不審に感じた場合は作業を断るほか、被害に遭ったときは消費者センター(188:全国共通)へ相談しましょう。
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なぜ鍵が折れた?よくある原因と予防法
鍵が折れる原因には主に5つあります。予防法とともにそれぞれ解説します。
鍵が折れる原因
- 金属疲労によって強度が低下していた
- 摩耗・変形した鍵を使用していた
- 鍵穴に汚れや異物が詰まっていた
- 鍵や鍵穴が経年劣化していた
- 鍵穴の潤滑剤が不足していた
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金属疲労によって強度が低下していた
開け閉めによって鍵に繰り返し力が加わることで、少しずつ鍵の内部の金属に亀裂が生じます。
これを「金属疲労」といい、わずかな力にも耐えられなくなり、ある日突然、鍵穴の中でポキッと折れてしまうことがあります。
鍵の寿命はおよそ10~15年といわれています。
長年使用している場合は、見た目に変化がなくても金属疲労が進行している可能性があります。
主な予防法
- 長年使っている鍵は早めにスペアキーに切り替える
摩耗・変形した鍵を使用していた
鍵は日々の開け閉めによって少しずつ摩耗、変形していくほか、鍵をそのままバッグやポケットに入れて持ち歩いていると、鍵がすり減ったり、曲がったりします。
摩耗、変形した鍵をそのまま使用すると、鍵が回りにくくなったり、引っかかったりする原因となり、結果として鍵が折れるリスクが高まります。
主な予防法
- 早めにスペアキーに切り替える
- 鍵を無理やり開け閉めしない
- キーケースを使用する
鍵穴に汚れや異物が詰まっていた
鍵穴の中にホコリや砂などの異物が蓄積すると、鍵がスムーズに回転せず、日々の開け閉めによって摩耗や金属疲労を起こします。
その結果、鍵を開け閉めしようとしたら急に鍵が折れてしまうことがあります。
主な予防法
- 掃除機やエアダスターで鍵穴の汚れを取り除く
- 鍵穴専用の潤滑剤を少量噴射する
- 鍵穴を定期的にメンテナンスする
鍵穴部分が経年劣化していた
鍵穴の中にあるピンやバネが長年の使用によってすり減ったり動きが鈍くなったりすることがあります。
鍵をさしたときに、「スムーズに動かない」「引っ掛かりを感じる」などの異変を感じたら、鍵穴部分の経年劣化を疑いましょう。
そのまま無理に鍵を回し続けると、鍵が折れてしまうことがあります。
主な予防法
- 早めの交換を検討する
鍵穴の潤滑剤が不足していた
鍵穴の内部には細かい部品がたくさんあり、その部品が連動してスムーズに動くためには適切な潤滑が不可欠です。
そのため、潤滑剤が不足すると鍵の動きが重くなり、回したときに余計な力がかかって折れてしまうことがあります。
主な予防法
- 年に1~2回、鍵穴に鍵穴専用潤滑剤を噴射する
相談無料!鍵トラブルをすぐに解決したい場合は「カギお助け本舗」
鍵穴で鍵が折れたら早めに鍵業者に依頼するのが確実
鍵が折れたときの作業料金は、状況や鍵の種類によって大きく変わります。
折れた破片を取り出す簡単な鍵抜き作業だけで済むケースでは1万円からが目安です。
一方で、鍵穴の内部に詰まった破片が取り出せないときや、状態が悪化して交換が必要になると3万円を超えることもあります。
特に、折れた破片を無理に取り出そうとして接着剤を使うと鍵穴を傷めてしまい、かえって修理料金が高額になる可能性があるため、自力で解決できない際は早めに鍵業者に依頼しましょう。
「カギお助け本舗」では、作業前に必ずお見積りを実施しているため、作業後に追加料金が発生することは一切ありません。
24時間365日対応していますので、いつでもお気軽にご相談ください。